年が明けて、バタバタしているうちに、もう3月になった。
 
 三宅島の三本岳の感動的な釣りから、もう、随分立つ・・・なんとか、今年はメジナ釣りで50センチオーバーを釣りたいと思っている。
 
 2月の中旬に三宅島遠征の予定を入れていたが記録的豪雨などの天候不良のため、二度にわたって延期した。ようやく、天候が落ち着き、三本岳に渡れそうだということで、同僚の2人と東海汽船に乗り込んだ。
 
 翌日のことを考えて、いつもよりも早めに寝台に戻り就寝した・・・・
 いつものスコッチはなく、今回は日本酒・・・・
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 東海汽船の特二等は寝台車のように仕切りが付いているため一等よりも快適に過ごせる。一等は窓がある部屋ではあるが、雑魚寝になるのは二等と変わらない・・・
 7月より橘丸という新船が就航するようだ・・・・
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 予定どおり朝5時に三宅島に到着した。寝れなかったという同僚をよそに熟睡してしまったが、やはり就寝時間は短い・・・
 渡船に乗るためにバタバタと準備をする・・・・
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 三本岳に渡れるかどうかが、微妙だったようだが、うねりがあり渡船が困難とのことで、結局は地磯のハナレに渡船することになった。 「割間のハナレ」に渡してもらった。港からは10分程度の距離で「温泉下」というポイントのすぐ先で陸からは100mも離れていない・・・
 
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 天候は曇りだったが、雨は降らなかった。風を心配していたが、思ったよりも風がなかった。
 広大な三宅島のロケーションのなかで竿を出した。 
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 三宅島は、カラスの王国だ。
 凄い数のカラスが落ちた撒き餌を狙って、こっそり近づいてくる。
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  水温が低すぎるとのことで、メジナの活性は著しく低く、7時から3時半まで粘ってほとんどあたりもなかった・・・・途中、眠くなり磯場に腰を掛けてうつらうつらしてしまった。
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 ウキはディセター4と0を交互に使った。最初は5号のハリスを使ったが、反応がないため2.25号に落とし、食わせるために針をかなり小さ目(サスガ6号)にした。 ハリスは三ヒロとかなり長くして、棚を1本半をとり、針の50センチ手前に6号のジンタンをかませた。
 
 結局、初日の釣果は、この40センチに満たないくらいのメジナと、30センチ程度1枚の都合二枚だった。
 同僚たちは釣れなかったようだ・・
 
 
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 午後3時過ぎに撤収した。 
 
 
 その後、移動して桟橋で日が沈む直前まで探ってみたが、釣れなかった。水温も低く、潮も止まっている。
 
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 宿では、風呂に入って飯を喰い、ビールを飲んですぐに寝てしまった。
 
 熟睡して4時半に起床し、三本岳に備えて準備をするはずだった。しかし、起きてみると、かなりの雨が降り続いており、止む気配がない・・・・・
 気勢をそがれダラダラとしていたところ、宿の人が「三本岳に渡船がでる」とのことで、あわてて準備を再開した。同僚たちは船酔い止めを飲み準備を整えた。
 
 その後、渡船の出る港で船の前で待っていたが、沖の船からの「風とうねりが強い」との連絡が入り、三本岳への渡船は中止となった・・・結局、昨日と同じ、港から10分しか離れていない「割間のハナレ」に渡った。釣り座は、昨日、他の渡船客が釣れていた南側の場所を釣り座にした。
 
 朝からずっと、風が強く、雨もやむことはない・・・・快適ではない状態だった。
 
 
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 この時期は、極端に就航率の低いANAの便が、いつもと違う風向きのため飛ぶ可能性があった。
 そのため、飛行機の出発時間に合わせて11時あがりにしていた。
 
 しかし、朝7時~11時まで粘ったが、潮もあまり動いておらず、あたりはまったくなかった。
 ディセターでいろいろな場所を探っても餌がとられることはなかった。
 風と雨で竿捌きが難しく、難儀した。
 
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 結局、11時まで粘ったものの、二日目は釣果物はなかった。同僚たちも同様に釣果は見られなかった。
 さらに、期待していた飛行機も欠航が決まり、東海汽船で帰ることとなった。まあ、この時期は飛行機に期待するほうが悪い・・・
 
 渡船は一回8千円する。二日で1万6千円・・・・餌代も一日4千円~5千円かかり、ばかにならない・・・・
 交通費や宿代を含めると、一回の釣りで4~5万円かかる。これは、三宅島のほかの宿や八丈島でもほぼ同水準だが、遠征は結構なコストとなる。
 三宅島への往路は到着時間が5時で東海汽船が効率的だが、復路は昼の14時半に三宅島を出船して20時半に竹芝桟橋に到着する長時間の船旅で、また、冬場は帰れないリスクもある。
 
 金銭、時間、リスクとも、かなり高コストだが、釣果は運のものなので、釣れなくても大人の釣人たちは文句を言うことはない。でも、今回は期待していただけにダメージが大きい・・・
 
 次回は、心機一転し、三本岳に渡り、目標の50オーバーを釣りたいと思う。
 
<覚え>
〇 渡船時には、リュックではなくバッカンに手荷物・弁当を積んで運ぶこと
〇 ロッドの竿先ケースの中通し棒は、ガイドをはずさずに丁寧にひとつづつ入れておくこと、次回の準備時にライがガイドから抜けてセットされるため準備に難儀する