札幌のホテルから、朝一番の特急列車で稚内に向かった。
 
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 5時間の列車旅行だった。北海道は、まだ、初雪が降っていないようだったが日によっては、ずいぶん、寒さがこたえる日よりだ。
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 稚内に着くと、すぐに予約していたレンタカーに乗り換え、宗谷岬を経由して猿払に向かった。
 荒涼とした平野が続き、厳しい冬の海が見える。
 最果ての地宗谷岬は観光客も多い・・・・
 
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 笠井旅館には、4時前に到着したが早々に猿払川に下見にいった。
 
 「アンケート調査に見る猿払川下流でのイトウ釣り」というレポートを参考に釣り歩いた。
 釣り人の平均値では、一人当たり1.36本釣れているという調査結果だったようだ。
 
 
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 猿払川は、新富士見橋の上流から新猿払橋までの3キロほどが釣りのポイントで、思ったよりもたくさんの釣り人が立ちこんでいた。
 ポロ沼と猿払川は新富士見橋で合流するが、ゆっくりとした流れで夕暮れは息をのむような風景だった。
 
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 お世話になったのは、笠井旅館だったが日本中からフライ・ルアーのイトウ釣り師が集まるようだ。
 お世辞にも綺麗とは言えない宿だが、ご主人とおかみさんの人柄のせいか、釣り人たちはリピーターが多いようだ。
 
 夜は、札幌のショップドリーバーデンのSさんとお知り合いの東京の雑誌社のKさんとご一緒させていただき、アルゼンチンのシートラウトの釣りの魅力を教えていただいた。とても興味深かったが、ちょっと手が出ない金額かな・・
 次回、札幌に訪れた時には、ぜひお邪魔したいと思っている。
 
 ドリーバーデン
 
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猿払は朝はマイナス2度になる。寒さ対策は万全だったが、ちょとやりすぎた・・・
 
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 翌日は一日中、フライをキャストしたが、濁りがひどくコーヒー牛乳の色でフライをイトウが見つけてくれないようだ・・・・
 たまに、イトウが赤い腹を見せてもじる様子がうかがえた・・・しかし、フライは見えないようだ・・・・
 多くのフライ・ルアーの釣り人たちも誰も釣れていないようだった。
 
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 濁度は本当にフライにとって重要だということを身に染みて解った・・・
 また、イトウは海に降りることを繰り返すようで、海からすぐの場所でも釣れるようだ。
 
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 場所を変えて、すぐ近くの猿骨川に移動してみた。
 牧場のすぐ横で、牛のし尿のにおいがする時がある。しかし、この川のほうが釣れるような気がした。
 
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 翌日は風が強かったが、日の出の6:30~7:30までフライを投げてみたが反応はなかった。
 
 残念ながら、今回はイトウを見ることができなかった。
 
 しかし、ターナーの油彩画(風景画)のような荒涼とした物悲しいような風景は、なんとも魅力的だ。
 猿払川は、明らかに、イトウの魚影は濃いことはわかる。フィールドの状態の良い時期に、また訪れてみたい。
 
<覚え>
 〇 猿払はかなり釣り人が多い。
 〇 オリーブのフライが有効
 〇 日の出の30分前にフィールドに着いていること
 〇 ピニオンリールの交換(壊れるので別の手段を)
 
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 今回は、札幌のフライショップの「テムズ」でフライのマテリアルを準備して、ホテルでタイイングをした。
 お洒落な喫茶店の二階にある店だった。 
 
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 今回は、札幌の滞在中に腹が減って、イノガシラゴロウのようにふらふらと市内を飯屋を探してうろついていたが、オイスターバーがあったので入ってみたら、厚岸産の牡蠣があった。白ワインと3個のオイスターでちょっとだけ贅沢な気分になった。厚岸産と他の牡蠣の違いは私の舌では区別がつかなかったが、いい感じのところだったので、また、寄ってみたい。