去年の秋は、残念ながらイトウの姿を見ることができなかった。

5月20日の週が、朱鞠内湖は一番釣れる…レイクハウスのNさんの言葉を信じて朱鞠内湖で二泊の釣をした。
今回は、尊敬するスタイリッシュなアングラーYunさんに無理をいって、ご一緒いただいた。

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フルシンクのアトランティックサーモンのラインS1/S2を準備した。
ダブル用のリーダーを直結する。

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19日の午後2時の渡船で神奈川から来たルアーアングラーのSSKさんと2人でイタリア半島に渡る。

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イタリア半島では、午後は風が強く満足なキャストができなかった。
反応もなく、漫然とキャストを繰り返すが釣れる気がしなかった。

ルアーアングラーSSKさんと現地で合流された他の方々がいつのまにか、いなくなり迎えの時間を長く過ぎたので少々混乱する。渡船のシステムが解らずYunさんに連絡先をお尋ねしなんとか事なきを得た。
この場所で、置いていかれるとたまらない…

寒さを感じながら、釣れないままレイクハウスに帰る。

その夜は、杉坂さんのガイドされるチームとディナーをご一緒させていただき、楽しい話をいろいろと聞かせていただいた。
杉坂さんは、最近、季節のいい時期を選んで朱鞠内湖のレイクハウスに逗留しガイドをされているとのこと。

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翌日4時に渡船が出る。これも渡船の待ち合わせ場所を誤り、あわてて船着場に走るが無事にYunさんと合流できた。

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北大島に渡る。
北大島は、島になっているようで、水位が低いときは一周できるようだ。
場所によっては、かけあがりがかなり岸よりにあり、立ち込めないところもあるが、おおよそ、フライ向きのキャストができる場所に恵まれている。

ところで、Yunさんは、私の尊敬するアングラーで今回、無理を言ってご一緒をお願いした。
Yunさんは「スタイリッシュな独特のスタイルでどんな状況でもなんとか釣ってしまう」方で、北海道の河川と湖はほとんど知り尽くしているようだ…

今回も、Yunさんのスタイルを真似て、いろいろと準備を重ねたが、やはりYunさんのようにはいかない。

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岸に渡って、それほどの時間もたたず、Yunさんがアメマスを釣った。
ワイヤーを巻いたオリーブゾンカーで、カウントを5秒して沈めて釣っているようだ。

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Yunさんに、コツを教えてもらいポイントを変えた。
ワカサギの姿が確認できた、少しブッシュに近い場所にキャストを繰り返した。

なれないスカンジナビアンのラインのキャストに少しずつなれて飛ぶようになったが、風がなく、鏡面の止水に投げることとなる。

右手の水面から草が生えている場所の際にキャストすると、ズンッと生物の反応を感じた。
一瞬、なんのことかわからなかったがトルクフルな引き込みで、大きな魚であることが解る。

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なんとか、イトウをランディングできた。72センチの大きさだった。

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リリースをする。

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ふきのとうが出ている。

東京は初夏の様相だが、北の大地はまだ桜が咲いたばかりだ…

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Yunさんは、二匹目のイトウを釣る。
他のルアーアングラーも釣ってはいたが、それほど釣果が頻繁にあるわけではない。
Yunさんは、どんな状況でも、なんとか釣る…

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日が暮れるころに納竿し、レイクハウスに戻る。
ディナーは、ダッチオーブンでローストチキンだった。Yunさんと少々飲みすぎてしまった。

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翌朝は、ゆっくりとした釣を行うこととして、朝は遅めだった。
スケッチをする。

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レイクハウスの近くの前浜でキャストする。

多くのアングラーが集まっている。スペイの人も多いが、なかなか釣れていない。

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Yunさんは、アメマスを釣ったようだった。誰も釣れていないのに…

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杉坂さんのチームは今日は2人でゆっくりとした釣を楽しまれているようだった。

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昼には、荷物を片付けて帰った。
上北町で味噌ラーメンを食べて帰った。

 湖のフライフィッシングは、風がないときは鏡のような水面にキャストを繰り返すが、何百回と投げても何の反応もない…

 反応がないことが常態である湖の釣は、過去の成功体験だけが繰り返すキャストのよりどころになり、創意や工夫の源になる。

 釣果に実感できる期待がないときは、キャストもフライの選択も疎かになり、ますます釣れなくなる。

 釣れた成功体験は、結果としてキャストの精度を高め、フライの選択やリーダーの長さなど工夫を繰り返すことにつながり、昇華していくように感じる。

覚え
○ 北海度の5月は寒いのでオーバーソックスとフリースが必要
○ 渡船のときは竿はロッドソックスだけで予備竿と二本を用意する。(バンド必要)
○ ビニールシートとできればロールマットがあると仮眠できる。
○ 渡船時にはリュックかトートバックがあると便利、それほど移動しないのである程度荷物は持てる。