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8月2日の金曜日の夜行バスで新宿から高松に向かいました。

高松からJR高徳線の古高松南で下車からスタートしました。まずは85番の八栗寺まで向かい真夏のお遍路を歩きました。

7時に歩き始め、アスファルトのふく射熱のすごい国道をひたすら歩きます。とにかく暑くて暑くて‥‥

八栗寺では、八栗ケーブルというケーブルカーがあったのですが、乗らずに歩きました。(乗ればよかった)ケーブルカーの入り口近くの蓬餅屋は「男はつらいよ」で虎さんが蓬餅を食べたことを、いまも、売りにしているようです。いつの上映だったのかは解りませんが‥‥

八栗寺をすぎたところで、うどん屋に入り「ぱんだうどん」が気になりましたが、かきあげうどんを食べ先を急ぎました。

86番の志度寺につくころには、もうへとへとでしたが先を急ぎ‥‥熱射病の危険を感じたので頭から水をかぶりたくて‥‥幸い、オレンジタウンというところの道路の沿いの自販機で「氷の自販機」があったので、帽子いっぱいに氷を入れて頭からかぶって歩きました。

「なぜ、自分は時間と金をかけてこんな遠くに来てまで、暑くてつらいことをしているんだろうか」と思いつつ‥‥全然たのしくない‥‥

87番長尾寺につくころには氷も溶け、3時になっていました。

88番への道をあきらめかけたのですが、長尾寺で88番大窪寺までの案内を見ると2時間50分とあり納経まで間に合いそうな時間なので、先を急ぎました‥‥この判断を誤った‥‥

また、国道のひどく暑い道をひたすら歩き‥‥自動販売機の水とサイダーを何本ものみ続け‥‥

へんろセンターというところで休憩をしましたが、聞いてみるとそこから3時間かかるとのことでもう間に合わないことは確実でしたが、宿をとるのも決めず歩き続けました。

山深くなり、のぼりが続き足にまめができましたがひたすら歩き続け‥‥ブヨと蚊がひどく多くて虫除けスプレーを持ってきたことは正解でした。

とにかく歩いていると「自動販売機はもうない」ことに気がつきました。ペットボトル500ccに残された水が300ccほどしかありません。熱中症の危険を避けるためには水が必要です‥‥

水もなく、きつい上り坂をあるきましたが、ほんとうにきつかった‥‥「なぜ、自分は時間と金をかけて‥‥」と後悔しきりでしたが‥‥

女体山という、すごい名前の山があり、結構な高度があるので足と相談のところ山道よりも舗装林道を歩くことにしましたが、これがまた失敗‥‥あと1.1キロの山道を避けて舗装林道に迂回したところ、5キロ以上あり‥‥そのうち、日が暮れてきて車も一台もとおらない林道になってしまい、「わけいってもわけいっても青い山」です。

くれてきて、イタチが走っています。イタチぐらいならいいのですが、遠くで野犬の遠吠えが‥‥
足のまめどころではなくなり、ひたすらペースを上げて歩きました。

やっとのことで、88番大窪寺周辺の町についたらもう7時半で‥‥民宿があり、とにかく急いでカルピスソーダをがぶ飲みしているとおばちゃんが出てきて、「もう、今日は泊められない、この周辺の宿も無理‥‥とのことで」野宿するかどうか思案していると、車できた親切なお爺さんが拾ってくれました。

この近くに宿がないので、87番の長尾寺のへんろ宿まで連れて行ってくれるとのことで‥‥車のなかでは、いろいろと戦時中の話や農業の話を聞かせてもらいましたが‥‥爺さんの運転は少々危険でした。信号が気にならないようで‥‥

親切な爺さんと長尾寺のへんろ宿でようやく風呂と床につくことができました

8月3日翌朝は早くおきて大川バス(コミュニティバス)で大窪寺まで移動し、納経を済ませ志度のバスストップから大阪に向かいました。

長い旅行でしたが、ふりかえるとおもしろい旅になりました。

なんだか、まとまりがありませんが‥‥

まだ、高知県と愛媛県で廻っていない場所があるので、結願までは2度の旅行が必要です。
こんどは、もっと、計画的に歩こうと思っています。水も忘れずに‥‥