前回 Logic というラッパーのスピーチを載せたので、彼のことをちょっと紹介します。
Sir Robert Bryson Hall ll
aka “Logic”
Maryland 出身のラッパー、シンガー、シンガーソングライター、プロデューサー。 父親はアフリカンアメリカン、母親は白人系アメリカン。 両親共ドラッグに溺れ、小さいうちから父親は家に居ず、母親に育てられたらしいですが、いわゆる荒れた家庭で育ったので子供の頃から悪い事をしていて年上のギャングの子達とつるんだりしていたそうです。 高校も卒業せず、ティーンの頃から音楽に興味を持ち、歌詞を書いたりラップを始めたそう。 朝から夜まで2つのバイトを掛け持ちしながら、ある時間は全て歌詞を書いたり曲を作ったりと夢のために没頭して過ごしたそうです。
アンダーグランドのラッパーとして曲をリリースしていましたが、彼のスローガンは
Love, Peace and Positivity
愛、平和、ポジティブな生き方
自分の子供の頃に経験したことを元にメッセージの強い音楽を作っています。ドラッグ、銃、お姉さんはレイプされティーンマザーになり、自分の目の前でお母さんが付き合っていた男の人に暴行されたり、自分の母親から人種差別的用語を使われたり、その間父親は薬に溺れどこにいるかも知らない状態で子供にとっては聞いてて本当に悲しく精神的にも辛い経験をしています。
彼のインタビューでも言ってましたが、歌詞を聞いてても黒人である事実と白人である事実の狭間で押しつぶされながら自分のアイデンティティを見つけたようです。 見た目だけだと黒人に見えないのですが、生活環境は Ghetto ( 生活基準が低いアメリカのインナーシティにある地帯) なのでどこにも自分をわかってくれる人がいない。 学校では 白人と言われ、家では母親から黒人を卑下する言葉で呼ばれたり。 そこで彼のスローガンが彼の信念となったそうです。自分は絶対にポジティブなメッセージを世に伝えたい、と強く思ったそうです。
一番最新のアルバム
Everybody
は、一目瞭然ですが みんなが共感できるように、みんなのテーマが入っています。 個人的の解釈ですが、このみんなというのは特に世間にさげすまれて声を持ってない人たちのために自分がメッセージを代表して伝えてようとしているように感じます。 いずれにせよ、とてもパワフルなアルバムです。
その中でも
1-800-273-8255
は前回も触れましたが、ヒットするとともに今までの彼のステイタスもアンダーグランドからメインストリームへと動きが見られ、ラップに興味のない人にも彼の存在を知られるきっかけになりました。 このタイトルは自殺ホットラインの番号で、この曲のおかげで自殺する前に立ち止まってホットラインにかけてくる人口がかなり上昇したそうです。
彼のインタビューでは、この曲は自分の経験というよりは、ファンのみんなに自分の存在を感謝されたり、 モチベーションになったと言われたことを聞き、自分が自分のために書いた曲をこんなに喜んでくれるのなら、人の為曲を書いたらもっと人の為になり悩んでいる人たちの人助けができるのでは、と思いたち書いたと言います。 今日はこのミュージック・ビデオをここでシェアしたいと思います。 ドラマ化されたビデオですが、演技派俳優、 Don Cheadle も出演し、とてもいい出来に仕上がっています。 ミュージックビデオにしてはかなり質がいいと思います。 また、この曲には Alessia Cara という、またもやメッセージ性のある歌詞を書く若い歌手がフィーチャーしています。
