北海道に縁があって来て、東京でモデルをやっていたので、どこかのモデル事務所に所属しようと思った。そして、紹介で何社か面接に行ったが、聞いてみると、「ギャランティー」の低さに唖然。東京の10分の1以下の金額。そして、色々調べてみたが、プロのモデルやTVに出るレポーターなども一部を除いて質が低い。というより、プロが局のアナウンサー以外はほとんどいない。それ相応のギャランティーが貰えず、生活出来る訳がないし、目標とする人もいない、モチベーションも上がる訳がないから、プロが育つ土壌じゃない。東京は東京で競争率が本当に高いから、仕事をとるのが難しくアルバイトをしながらやっている人達も多い。北海道はプロを目指しても、結局、目標や夢を求められないから、良い素材は東京へ出て行く。悪循環だ。7、8年前の業界のイメージはこんな様子。そこで何故か、私が何とかしようと決意。
所属の子には、まず「プロフェッショナル」とは何かと云う事から教育。「プロはお金を頂いて仕事をする人の事」。お金を頂いて仕事をする以上、気持ちの上からプロ意識を持ち、お客様が求めているものを提供する。。綺麗で、かわいいだけじゃ、仕事は頂けない。一回は容姿が良ければ、仕事は貰える。でも中身がない、勘違い何様系はあとが続かない。イメージで、モデルって格好いいとか、テレビに出たいとか、では、売れない。モデルもタレントも派手に見えて実は地味な仕事だ。撮影などの際も相手の要求しているものが瞬時に読めて、応える「感性」と「知性」が必要だ。礼儀正しさ、感謝の気持ちを持っていないといけない。当然営業もしなければいけない。当日ドタキャンなんてもっての他。信用が第一の世界だから、決定事項は何があっても、変更はそうそうできない。心の中身が目や顔に出る。TVは怖いから、全てでてしまう。日頃から、「知性と感性」を磨いておかなければいけない。驕っていたり、自分の事しか考えられない人は売れない。周囲への気遣いもプロには重要な要素だ。
この発想を浸透させるのに、何より、苦労した。でも、時間はかかっているが着実に浸透していっている。うちの所属の子達が、モデルやタレント業だけで、食べていっているのを見るのは本当に嬉しい。
あきらめずに、これからもプロのマネージメントをし、プロを育てます。