安倍首相が靖国神社の秋季例大祭にあわせて真榊を奉納したとのこと。

案の定、早速韓国が非難の声明を出しました。

首相は就任前に、第一次安倍政権の時に靖国神社に参拝できなかったことを悔やむ発言をしていたので、「今回は!」と参拝を期待していたのですが、見送りということで...。
残念です。

参拝していただきたいと思っていたのですが、しないだろうなと思っていたことも事実。

「しない」というより、今は「できない」

対中国、対韓国だけを見れば、参拝する選択肢はあったはずです。
ですが、対アメリカという点でできなかったのではないでしょうか。

ケリー国務長官は親中派です。
オバマ大統領は、もともと外交にはあまり興味がない上に(と言ったら失礼か?)、内政もリーダーシップを発揮できていない状態です。

円相場もドル以外は目論見どおり円安傾向です。ドルが弱くなっているのです。
このように経済面からも「強いアメリカ」が後退しているのが分かります。

日本経済はまだまだ回復したとは言えません。
20年にも及ぶデフレのトンネルを抜けるには時間がかかるでしょう。

となれば、世界で現在景気が元気なのはどこか?

中国です。

アメリカは経済的・安全保障的側面から中国との関係を悪化させたくない。

日本とアメリカは同盟国です。
ですが、中国を全面的に敵に回すのは避けたいはず。


本来、靖国神社への参拝は他国からとやかく言われるものではありません。
内政干渉の問題でもありません。
信教の自由の問題でもありません。

日本人のメンタリティに起因するものだからです。

日本人は、生前どんな人であれ、亡くなった方を区別するようなマインドは持ち合わせていません。

日本国、日本人のメンタリティにまで介入するなど無礼千万です。

特にアメリカ政府には、中韓のロビー活動によって「安倍首相は右翼」というレッテルがついています。

ひるがえって、ASEAN諸国は安倍首相に対して好意的です。ありがたいことです。
でも残念ながら、勢力としてはまだまだ強くない立場の国々です。

日本政府の立場を世界に向けて積極的に広報していく旨の発表が数日前にありました。
(新聞はそう大きくない扱いでしたが)

変なレッテルを払拭し、強い経済を取り戻し、静かな気持ちで首相が参拝する。
この3年間で実現させたい。
所信表明演説から私はそう読み取りました。