昨晩の「福田首相 辞任表明」には驚いた。

どんなプロセスで辞任に至ったのかはよく分からないが、
このニュースを見てふと思い出したことがある。

福田首相の言葉が自分の考えと言葉がかけ離れた感じを受けたことが幾度かあったことだ。
本人が発したにもかかわらず、である。
それによって真意がよく伝わっていないと感じた。

例えばオリンピックの選手についてのコメントだったと思うが
「せいぜいがんばって下さい」
せいぜい...って?

恐らく、これはあくまでも私の推論だが、こう言いたかったのではないだろうか?
「プレッシャーはあるだろうが、自分の力を発揮して悔いのないようにして下さい」
開幕直前で国民の注目も上がってきたオリンピックに対し、記者を前にしてこのような気持ちだったのではないだろうか。

それが「せいぜい」って、伝わる温度が違うでしょ。

安倍前総理にも同じように感じたのだが...。

言葉の意味をよく考えて口にしていただきたいと強く思う。



聞き手は発言者とは別の人間なのだから、「自分と同じように感じてくれるだろう」と期待するのはちょっと違うのではないだろうか。
自分の気持ちを理解して欲しいなら適した言葉を使うべきだと思う。
それが政治家であれ、一般人であれ、共通することではないだろうか。