昨日深夜、パソコンを立ち上げヤフーニュースを覗いてみると、アカデミー賞で八部門の賞を受賞し脚光をさらった「スラムドッグ$ミリオネア」に関する記事がトピックスに掲載されていました。
私は映画に疎い方なので、スラムドッグに関しての知識はアカデミー賞を受賞した作品という情報しか知り得ておりませんでした。
数多くの方が見られたと思います、ヤフーで掲載されていた記事はこうです。
「スラムドッグ」子役、基金が提供した新居に引っ越し
[ムンバイ 4日 ロイター]
アカデミー賞受賞映画「スラムドッグ$ミリオネア」に出演した子役のアザルディン・イスマイルくんが4日、ムンバイ郊外の新居に引っ越した。
目を輝かせながら新居を披露したイスマイルくんは「すごく良い所で、気に入った。友だちと会えなくなるのが寂しいが、時々会いに行く」と話した。
新居は25平米のアパートで、電気と水道も使うことができる。同作品のダニー・ボイル監督とプロデューサーのクリスチャン・コルソン氏が設立した基金「Jai Ho」が4万2000ドル(約400万円)で購入し、アズルディン・モハメド・イスマイルくんが18歳になった時点で譲渡される。
イスマイルくんがこれまで住んでいたスラム街の小屋は、違法との理由で5月に当局により撤去されていた。
この記事を見て、私は聊かに引っ掛かるものを感じました。
「この引っ越しの費用はダニー・ボイル監督とプロデューサーのクリスチャン・コルソン氏が設立した基金によるものと書かれてあるが、アカデミー賞という世界中の人々が知っているような名誉のある賞で、数多くの賞に受賞した映画に出演していた子役なのだから相当な額の出演料をもらっているのではないか? 」
「わざわざ基金からのお金を使っての引っ越しということは、もしかしてスラム街に住んでいる子役に出演料は支払われてないのか? 」
「そして、なぜイスマイルくんが住んでいた小屋は違法との理由で当局に撤去されたのか? 」
調べてみると、一時期この子役の出演料に関して黒い噂が広がっていたそうです。
主人公の兄“サリーム”の幼少期を演じたアズルディン・モハメド・イスマイルくんと、ヒロイン“ラティカ”の幼少期を演じたルビーナ・アリちゃんの子役二人に出演料が支払われてないという噂が英国のデイリー・テレグラフ紙で書かれてあったそうです。
子役たちの親がボヤいたとされる、「子どもたちは十分な報酬を受け取っていない」という発言が飛躍され出演料が支払われていないとまで至ったらしいです。
肝心な子役二人の出演料ですが、成人するまでの生活費、学費、医療費等をすべて払い、尚且つ18歳にきちんと学校を卒業できたら、『スラムドッグ・ミリオネア』の興行収入の分け前を配賦するという形で支払われるそうです。
これは、莫大な出演料を一括で支払うより最も安全な方法かも知れませんね。スラム街という特殊な土地でいきなり裕福になれるお金を一度に手にするということは、子役の子が周囲から反感を買う可能性がないとは言い切れないのでとても良い支払い方法だと思います。
そして、「Jai Ho」という基金は、この二人の子役の福祉向上を目的に援助していくため、設立されたものだそうです。他にも「Jai Ho」を設立したダニー・ボイル監督は、これまでにムンバイのスラムで暮らす子どもたちのために77万ドル(約7,200万円)寄付をし、子どもたちが教育を受けられるよう新しい基金を設立するなどの援助活動をし、スラムに住む子どもたちのことをよく考えている素晴らしい監督と言えるのではないでしょうか。
イスマイルくんの家が当局に違法撤去される件については、鉄道当局が不法に建てられた家との理由に撤去したらしく、ルビーナちゃんの家も撤去されてしまい住むところがなく困っているらしいです。その撤去後の様子を画像で見たのですが、あまりにも躊躇なく武装した警官が壊した感じで、家具などの生活用品もろとも家が壊されていました。
この撤去はイスマイルくんやルビーナちゃんの家の他にも何十件もの家が撤去されたそうで、このような撤去はよくスラム(ムンバイ)では行われているそうです。
スラムドッグ$ミリオネアはアカデミー賞の部門で賞を何冠も獲得しました。
それは映画として素晴らしかったから称賛されたのでしょう。
しかし、その裏で出演した子役やインドのムンバイでは、今も映画の世界が継続していることを忘れてはいけないと思います。
平和の基準は国によって様々だと思いますが、ネットを通して世界中の人々が世界を見れる今、他国に関心を持つことが平和の第一歩ではないでしょうか?
ここまで色々書きましたがすみません。
とにかく私は、TSUTAYAに行ってスラムドッグ$ミリオネアを借りてきて観ます。