亡くなってから30分もしないうちに、看護師さんから
「葬儀社が何時に来られるかわかったら教えて下さい」
と言われ、旦那が倒れた直後に登録していた葬儀社に電話しました。
普通のテンションで対応されたり、担当にまわされるまでの間待たされるのは、今の精神状態じゃきついな、、、と思いましたが、
ワンコールで出て、静かに「この度はご愁傷さまでした。車の手配でよろしいでしょうか?」と丁寧に対応されてほっとしました。
そしてその場ですぐ、あと何分で到着するか、担当者は誰かを教えてくれました。
車が着くまでの間に、病室の荷物を片付け、旦那はきれいにしてもらいました。
そしてようやく、この姥捨山から出ることができました。
当時はコロナによる死者が多い時期だったのでお通夜は2日後になりました。
友人が多くて賑やかな雰囲気が好きな旦那には申し訳ないけれど、ごく少人数の家族葬にさせてもらいました。
旦那の棺には、娘が書きためていた沢山の手紙と息子が描いた絵を入れました。
幼なじみの1人は、娘が父の日に
“パパおきて!いっしょにあそぼうよ!はやくおきて!”
と書いたメッセージカードが目に入り、たまらず号泣していました。
葬儀が終わり、魂だけになった旦那は約2年半ぶりに自宅に帰ってきました。
もう病院からの電話に怯えなくてもいいし、ヘルパーにイライラさせられることもなくなりました。
私は久しぶりに安心して眠ることができました。
しかし、すぐにまた心配な出来事が起こりました、、、。