東大英語2024要約 

プロパガンダと心理操作、企業広報と民主主義の本質


  読解

①段落

アメリカ現代史の主要な問題の一つは企業プロパガンダである。

商業はじめ、エンタメ、テレビ、学校など、広範囲の大衆に届く。

PR広告が、今や世界に広がっている。



②段落

その主要な目的は、大衆心理の操作である。

自由の国なので、暴力に代わる心理操作メカニズムが必要。


control people's minds



③段落

PRについて、ハーバード氏が書いた本『プロパガンダ』が高評価。


④段落

曰く、大衆の習慣や意見の意識的操作が、民主的社会の主要な特徴である。

※権力や富の維持も同じく。


the conscious  manipulation of the organized habits and opinions of the masses



⑤段落

ちなみに、二次大戦でヒトラーの悪印象のため、今はプロパガンダは他の言葉に代わっている。




  解答例


 解答①

 企業プロパガンダの目的は、大衆心理の操作であり、それは民主的社会の主要な特徴でもあるが、ヒトラーによる悪印象のため、今は他の言葉が使われている。


↑要点をつなげたシンプル解答


 解答②

 大衆心理の操作は、企業PRや民主主義の本質といえ、現代はプロパガンダという言葉を使わず、広報による操作が世界に広がっている。


↑主張を前に出した解答。



  おわりに


テーマはよくある、読解もシンプルで、お手本みたいな問題と思った。


確かに、「プロパガンダ」=戦争 のイメージがある。


日本では「コマーシャル・CM」 「広告、宣伝」をよく聞くが、芸能人や音楽の力が強いから、あまり悪印象はない。アォォ~不安



麻原彰晃マーチ(オウム  選挙PRソング)



ヒトラーの魅力 BBC 

※ポスターはここから