秋の功山寺(紅葉の思い出)高杉晋作の挙兵。

山口県長府の功山寺には、都落ちした三条実美ら攘夷派の公家が潜伏していました。彼らの前で高杉晋作は「これよりは長州男児の肝っ玉をお見せする」と宣言し、馬上の彼は雪中を駆け抜けました。

挙兵に賛同したのはのちに初代内閣総理大臣になった若き伊藤博文率いる力士隊20名と浪士の遊撃隊60名、合わせてわずか80名の小人数でありましたが(その時はまだ奇兵隊は賛同しておらず。後から加わりました)、挙兵は成功し藩論を「武備恭順・尊皇倒幕」にまとめました。

明治維新の基をつくったと高く評価されている功山寺挙兵です。

晋作さんの熱い志が、真っ赤な紅葉と重なるように伝わってきました。