こんにちわ
「人事のキャリアを極めるのに、人事以外の職種の経験は必須か」
この手の議論を実にアチコチで耳にします。飲み会でもオフィシャルな場面でも・・・
実に不毛です。不毛すぎます。要はある企業で、その時の経営環境の中で人事のポジションに求められる価値提供が出来るかどうか。過去の様々な経験を今現在のJobに活かせるか。これが全てであって、必要か否かを議論することに自体に全く意味はありません。
人事以外の経験があろうがなかろうが、活躍しているひとは山ほどいます。他の職種同様、「こうあるべき」というキャリアパスなんてありません。
まず、「人事はHRの職種を極めたその道のスペシャリストが基本的には職に就くべきで、他職種から人事に転職するのは亜流だ」という意見。 結構こういうひと実在します。
思い上がりです。人事は特別な仕事だというプライドがこの手の勘違いを生みます。この世の中で、自分にしか出来ない仕事なんて限られています。たいていは他の誰かで代替がきく。自分の仕事へのプライドが行き過ぎると、バランスを逸してしまいます。
繰り返しになりますが、こういうひと、かなりいます
次に、「人事しか知らないなんてホントのビジネスパーソンでは無い。人事は営業や他職種の職種も経験した人材が担当すべきだ」という意見。
これは一見正しい意見に見えますが、逆に実際に営業や別の職種を自分が経験しないとそのビジネスを理解出来ないようでは人事をはじめとした経営スタッフ失格。「出来る」ビジネスパーソンは、実際にその仕事を直に経験しなくても「キーサクセスファクター」を理解して、疑似経験します。
そもそも、HRのチームの中に、ダイバーシティがあるのがあるべき姿です。営業を経験した人事もいれば、人事一筋の人材もいて、色々な業界を経験した人材がチームに結集する。これで初めてInnovativeな価値提供が出来ます。
今日はオチはありませんが、これ位で・・・
今週は木-土でグローバルの幹部が集結するオフサイトミーティングがあるため、しばらくこのブログはお休みとなります。皆さん、良い週末を
Yassy