2月25日(土),「(第6回)塩竈の雛人形を巡ろう!」が開催されました。写真で報告します。山形県から2人の方に参加していただきました。すずらん本塩釜駅前店(宮城県塩竈市海岸通14-1),太田與八郎商店(宮町2-42),丹六園(宮町3-12),旧亀井邸(宮町5-5),荻原醸造(西町3-12),熊久商店(本町11-5),浦霞酒ギャラリー(本町2-19),市川紙店(本町2-15),栄太楼本店(本町4-5),すずらん本町店(本町4-3),塩竈市民図書館(本町1-1),矢部園(海岸通1-20-B)を巡りました。御協力ありがとうございました。
午前10時,JR仙石線・本塩釜駅(海岸通15-1)神社参道口前出発です。
すずらん本塩釜駅前店です。「塩竈deひなめぐり」の参加店ではありませんが,特別に手作りの雛人形などを見学させていただきました。
太田與八郎商店です。弘化2年(1845年)創業の老舗味噌醤油醸造元で,古き佇まいを守り続けています。曾祖母の愛した雛人形(江戸文化感じる雛,豪華御殿飾り雛)を展示しています。
丹六園です。国の登録有形文化財の商家で,塩竈銘菓「志ほかま」製造元,お茶,茶器,お雛様も販売しています。享保雛,古今雛,芥子雛などを展示しています。
旧亀井邸です。東北を代表する商社であるカメイ株式会社の初代社長・亀井文平氏が大正13年に建てた別荘兼迎賓館で,伝統的な日本建築に西洋建築が増築された和洋併置式住宅です。ここで,雛人形の由来や一般的な七段15人飾りの飾り方について説明させていただきました。
荻原醸造です。明治21年創業で,無添加味噌・きあげ醤油などを醸造しています。建物自体は約170年前の江戸時代後期に建てられたものです。癒しのつるし雛,大正雛などを展示しています。ここで,名物「玉こんにゃく」のサービスがありました。
熊久商店です。案内人は日本酒をしばしばここで買っています。代々伝わる享保雛などを展示しています。
浦霞酒ギャラリーです。浦霞醸造元・株式会社佐浦は享保9年(1724年)創業の老舗造り酒屋です。親王飾りなどを展示しています。
市川紙店です。創業明治35年,約120年続く老舗の紙屋です。和紙で作ったお雛様のつるし飾りなどを展示しています。季節の折り紙体験実施中です。
栄太楼本店です。創業明治42年,110年以上続くお菓子の銘店です。平成23年3月11日の東日本大震災で津波を被った被災雛を展示しています。この辺りでは,3月10日に斎行される鹽竈神社帆手祭頃まで雛人形を飾っておく家・店が少なくないようです。
すずらん本町店です。孫娘の成長を願う七段飾りを展示しています。
壱番館です。欄干(柵)があり,俗称「左大臣」・「右大臣」が宮殿の外にいることがはっきりわかります。つまり,「左大臣」・「右大臣」は歴史で学習する左大臣・右大臣(現代の内閣総理大臣・副総理・重要閣僚クラス)ではありません。左近衛中将・右近衛少将クラスではないかと言われています。
矢部園です。サクラ色のお雛様が展示されています。ここで,抹茶のサービスがありました。
正午少し過ぎ,JR仙石線・本塩釜駅構内の塩竈市観光案内所前で解散です。