東京・足立区と葛飾区の信用金庫が19年ぶりに合併へ、将来の課題に対応

東京新聞公式サイトより

 

東京・足立区に本店を構える「足立成和信用金庫」と、葛飾区に本店を構える「東栄信用金庫」の2つの信用金庫が、2025年に合併することで正式に合意したと、3月1日付で各報道機関が報じました。都内での信用金庫の統合は、多摩信用金庫誕生2006年以来となります。

これらの記事によれば、足立成和信用金庫と東栄信用金庫は、将来の人口減少を見据えた戦略の一環として、都内で19年ぶりの信用金庫の統合を両信用金庫が決断。足立成和信用金庫は都内の信用金庫の中で16番目の規模。一方、東栄信用金庫は都内の信用金庫で最も少ない1400億円の預金量の規模。合併後の預金量は都内信用金庫中、13位の規模になるとのことです。

各信用金庫は、低金利による貸し出し収益の伸び悩みや大手銀行への預金流出、将来の人口減少に対する課題に直面しており、両信用金庫は合併を通じて経営基盤を強化し、店舗機能の見直しや事業者支援の充実を目指すとのこと。

合併後名称を変更する方針で、役職員による公募を検討。現在の足立成和の本店を新本店とするそうです。

信用金庫の再編が進む中、他信用金庫の動向が注目されます。