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私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

日々接した情報の保管場所として・・・・基本ネタバレです(陳謝)

原題: John Wick: Chapter 3 - Parabellum

監督      チャド・スタエルスキ
脚本・原案 デレク・コルスタッド
興行収入:3.2億ドル

キャスト
ジョン・ウィック            - キアヌ・リーヴス

ウィンストン・スコット   - イアン・マクシェーン
シャロン                       - ランス・レディック
ソフィア                       - ハル・ベリー
ディレクター                 - アンジェリカ・ヒューストン
裁定人                          - エイジア・ケイト・ディロン
ベラーダ                       - ジェローム・フリン
ゼロ                             - マーク・ダカスコス
首長                             - サイード・タグマウイ
バワリー・キング           - ローレンス・フィッシュバーン
ドク                             - ランドール・ダク・キム
アーネスト                    - ボバン・マリヤノヴィッチ

予告編

 


感想
前作「ジョン・ウィック:チャプター2」のまさに直後から始まる。絶体絶命の中、図書館で手に入れた十字架を使ってカサブランカに逃れるジョン。
今回キーとなるのは「裁定人」ウィンストンやキングに解任を迫り、一方で関係者を暗殺するため、ゼロに指令を出す。
聖印の貸しがあったソフィアに主席連合幹部への繋ぎを頼むジョン。元ボス ベラーダへの橋渡しをするものの、自分の犬に銃を向けられたことで逆上するソフィア。
こいつらの「犬好き」にも全く呆れてしまう(笑)

主席連合の首長に会い、改めてウィンストン暗殺の指示を受けるジョン。この辺り、どっちが卵かニワトリか、ってな感じで話が堂々巡りしている感あり。
それでウィンストンを殺しに行くも、また彼と意気投合して主席連合に歯向かう決断をしてしまうジョン(どっちだよ!)
そこで、ずっと静かな対応を続けていたシャロンが「出来る相棒」としてジョンに協力。ハンパない武器の知識に爆上りした。
そこでウィンストンが呟く映画の題名「パラベラム・・・」

終盤で裁定人とウィンストンとの間で手打ち。その証としてジョンを撃つウィンストンだがシャロンの「お見事です」が意味深。
その言葉通りジョンはキングに回収されて次作に続く・・・

今回も全編これ撃ち合い続きで、結局アクションでとことんやりまくるというのがこのシリーズの肝。キアヌ・リーヴス好きと撃ち合い好きの人間のための映画、か。

あらすじ
雨の中を犬と共に逃げるジョン・ウィック。猶予の1時間に向かい刻々と過ぎて行く。戦いながら逃げるジョン。

 

タクシーを捕まえニューヨーク図書館に向かう様頼むが渋滞でストップ。ドライバーに金貨を渡し、この犬をコンチネンタルホテルのコンシェルジュに渡すよう頼み降りた。「分かりました、ミスター・ウィック・・・」
ニューヨーク図書館で暗号を伝え、メモを持って書棚に行きロシア民謡集を手にするジョン。中は空洞で聖印と金貨数枚に十字架のネックレスがあった。そこに猶予まで待たず巨人のアーネストが襲って来た。辛くも相手の首をへし折ったジョンだが肩に傷を受けた。
ドクを訪れ縫合を頼むが、その最中に時間切れとなり、続きを自分で縫うジョン。

またドクは助けたと思われないよう自分を撃てと銃を渡す。

ドクの脇腹と肩を撃ちそこを去るジョン。

戦いながらタルコフスキー劇場に辿り着いたジョン。
バレエと格闘技の養成所で、ベラルーシ系孤児だったジョンの古巣。育て親のディレクターが「戻ったのは子犬のため?」と問う。「ただの子犬じゃなかった・・・」
彼女に「あなたは助ける義務がある」と言って十字架のネックレスを渡したジョン。

それがチケットの役目をし、外した十字架でジョンの背中に焼き印が押される。
モロッコ(カサブランカ)行きの手配が行われた。

コンチネンタル・ホテルのウィンストンを訪れる裁定人。

遺体を見せて欲しいと言う。そこにはサンティーノの遺体が。
ジョンを止めもせず殺しもせず、猶予を与えて逃した・・・
忠誠心は認めるが身辺整理を一週間でやれとの指示。
後任が来るという。
裁定人はキングの元にも来た。協力していないと答えるが、銃と弾7発を与えたと追及。7日間で身辺整理を行えとの指示。
私が王座そのものだと拒否するキングだが部下は皆殺され、罰の象徴として7回体を斬られる。

 

カサブランカに着いたジョンは「コンチネンタル・ホテル・モロッコ」の支配人ソフィアに会う。
彼女は娘をジョンに救われた時、聖印を渡していた。
ジョンの希望はソフィアの元ボス ベラーダへの面会。

寿司屋「平家」を訪れる裁定人。向かいにいる職人「ゼロ」


来訪目的は、ジョンと彼の協力者全員の粛清指示。
劇場を訪れるゼロとその一味。部下が皆殺されて行く。
今日の件は血で贖ってもらう、とディレクターが閉じた両手を横から刺し貫いた。

番犬2頭を連れてジョンと共にベラーダの元に来たソフィア。
何故来た?と問うベラーダに、贖罪のため主席の上にいる人に会わせて欲しいと頼むジョン。主長の居場所は教えられない。彼が見つけると言う。空の子犬座を目指して砂漠を歩け・・・・会えるかは彼次第。
必要な事は教えた。私への見返りは?と言って犬をもらうと言ったベラーダ。ソフィアが断ると犬に向けて発砲した。

 

逆上したソフィアがベラーダを撃つ。
膨大な数の敵との撃ち合い。
部下全員を皆殺しにしてベラーダに銃を向けるソフィア。
「やめろ」と言うジョン。ベラーダの膝が撃ち抜かれた。
「私の犬を撃ったのよ」「・・・わかるよ」

砂漠でジョンを降ろすソフィア。犬に水を飲ませた残りを口に含み、漱いだものをペットボトルに戻して渡す。
延々と砂漠をさまようジョン。そしてとうとう倒れた。
駱駝で運ばれる。
目覚めた時、向かいにいた者。
首長は言う「息子よ、そして迷った・・・」
何故戻りたい?理由は妻のヘレン。
妻との日々を忘れないために。
機会を与えようと言われて出された条件は

「ウィンストンを殺せ」
私は仕えます・・・忠誠心を示せと言われ、左手薬指をノミで切断し、嵌めていた指輪を差し出すジョン。「よく戻った」

殺し屋として身支度を整えられ、ニューヨークに向かうジョン。

駅でゼロらの一味と遭遇するジョン。それを躱すが集団のバイク部隊に襲われる。その一台を奪って高速道路に向かう。途中走りながらの刀剣バトル。次々と敵を倒して行くが、最後まで食らいつくゼロ。

 

ジョンがコンチネンタルホテルの階段に辿り着くとシャロンが出て来て「仕事」はするなと警告。

ホテルに入って行くジョンとゼロ。
ジョンだけが統括ラウンジに案内された。

辞める気はないウィンストン。
また、敵に殺されるより友に殺されたいとも言った。
ジョンに選択を迫るウィンストン。

「何者として死にたいか・・・」
そこに裁定人が訪れ、退任の準備は出来たかと訊く。私は辞めないと言うウィンストン。彼を撃つ気はないと言うジョン。
裁定人は管理部に電話してホテルの聖域指定を取り消し、去った。

主席連合からの襲撃に備え、武器を選定するジョン。シャロンが来てアドバイス。二人で銃とマガジンを装着。
ゼロに「ここで仕事が出来る」と伝える裁定人。

部隊の到着も告げた。
ウィンストンがかける「ヴィヴァルディ「四季」冬」そして

平和を望むなら-戦いに備えよ(Parabellum)」と宣言。
部隊の侵入。壮絶な銃撃戦が始まる。奮戦するジョンだが防弾が強くて頭を撃ち抜かない限り倒せない。再び武器庫に戻る。11ゲージスチール弾なら防弾を貫くと言うシャロン。装備の準備をする二人。
改めて攻防が開始された。部隊のほとんどは倒したが最後にゼロとの対決。厳しい戦いながらもゼロの胸に刀を打ち込むジョン。

ウィンストンに電話を入れ、協議を申し入れる裁定人。

全ての敵を倒し、屋上に向かったジョン。そこに居たのはウィンストンとシャロンに裁定人。改めて主席連合に忠誠を誓ったウィンストン。
ジョンをどうしたらいい?と問う裁定人。ジョンを撃つウィンストン。屋上からあちこちバウンドして路面に落ちたジョン。
「お見事でした」と言うシャロン。

 

満足して帰る裁定人だが、ふと思い返してジョンの落ちた場所を見ると、何も残っていなかった。戻って来て、彼がもし生きていたら・・・とウィンストンに警告する裁定人。

ジョンは浮浪者風の男たちに連れ去られていた。

その脇を歩く犬。そしてジョンはキングの前に転がされた。
「私は今、本当に腹が立っている。どうだジョン、君もか?」
腕だけ上げて「ああ・・・」と答えるジョン。