このアメブロを始めたのが2005年の３月だから、もう12年以上経つ。
ネットでのコミュニケーションツールに手を出した最初は「ＯＤＮフォーラム（通称おでんフォーラム）」。
プロバイダが提供する「広場」みたいなもので、様々なテーマに沿ってグループがあり、そこでスレッドを立てて会話する形式。2002年の後半に閉鎖されたが、当時かなりメジャーだと思っていた割りには、今ネットで確認出来る痕跡はココぐらいしかない。意外に小規模だったのかも。
私がこのフォーラムを知ったのは、プロバイダをＩＩＪ４ＵからＯＤＮに変えた2002年頃。痕跡を見ると、少なくともその４年前から運用されていた様だ。
当時のフォーラムを一部ページ保存している。
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フォーラムの会話例。当時から自分のハンドルネームは「ヤシマ」（笑）
だがここを知ってから半年ほどで、そのフォーラムが閉鎖となってしまった。
当事者としては、十分賑わっていると思っていたが、世間的には今のようなBLOG形式が台頭し始めており、企業がプラットフォーム維持に対して費用対効果を考えたのだろう。
閉鎖を受けて、自分を表現する場を求め、自らホームページを立ち上げる者も多く居た。元々フォーラムは掲示板（ＢＢＳ）の集合体のようなものであり、当時フォーラムに親しんだ者は、BLOGよりもBBS設置が出来る自作ホームページを選んだ。
自分もHTMLをゼロから勉強し、自分のホームページを作った。それで２年ほど続けたものの、フォーラム当時の仲間の訪問も次第に減り、多少虚しさを感じていた頃、このアメブロを知った次第。
いざ始めてみたら、何せ「箱」を作る手間がなく、情報だけ入れればどんどんネットにアップ出来る気楽さがすごい。ホームページを自分で維持していた者にとっては劇的な手軽さ。
私が始めた頃は、会員数が数万程度だったと思う。ただ当時システムも脆弱で、ログイン出来ないなんてのは日常茶飯事。
それが今では1000万とも言われており、動作も安定している。
何となく続けているうちに、あっという間に12年。
始めて数年経った頃、ある「事件」が。
記事のほとんどは映画批評、書評主体だが、たまたま会社の事を書き込んだ。妊娠した女子社員部下が、腹が目立つようになっても平気で残業をする事について。
当時「男女雇用機会均等法」が成立して、女性の権利が声高に言われていた頃で、こっちとしては例え事務職（設計）であっても事故が心配だから、月４０時間を超えるような残業は止めた方が・・・・とやんわり言っていたが無視された。
そのグチを書き込んでから数日後、その社員から社内メールで「BLOGの記事を削除して下さい」。
心臓が止まるほどびっくりした。このBLOGの事は、会社の者は知らない筈。だが誰か知っている者が居て、私の部下という事で人物を特定し、わざわざ教えた事だったようだ。
記事だけならまだしも、それに付いたコメントが結構厳しくて、彼女もそれに反応した様だ。
結局その記事はコメントもろとも削除。コメントをくれた人には裏で事情を説明して詫びた。
そのショックで半年近くBLOGへの書き込みが出来なかった。会社でも、誰かに見られている様な気がして、少し神経質にもなった。
それ以後も、その社員とは付き合わなくてはならず（人事考課も含め）、異動で離れるまでは本当に厳しかった。
以来、このBLOGでは会社関係の事は一切書いていない。
でも今これを蒸し返していいのか・・・・・まあ10年経ってるし、ええやろ（ちょっと居直り）。
ネタバレ御免、の言い訳
私の、ＢＬＯＧとの付き合い方としては、名前の通り「備忘録」。そうなると「あれは良かった、悪かった」という前にどんな内容だったかを書いておかないと、何を以て良かったのか悪かったかが思い出せない。それで当然ネタバレにならざるを得ない。
「ネタバレは一切しません」という人には、誠に申し訳なく思っています・・・・・。