聞こえますか。
 この声が。
 伝わりますか。
 この想い。
 
 聞こえない、何も見えない。
 ずっとそこで願ってた。

 叫び方を教えて下さい。
 貴方に伝わる叫び方。
 
 外を教えて下さい。
 何も見えないから。

 聞こえない、何も見えない。
 ずっとそこで願ってた。


 せめて手を引いて下さい。
 言葉が届かないのなら。

 この手を引いて下さい。
 自分の手さえわからない。


 聞こえますか。
 この声が。
 伝わりますか。
 この想い。


 聞こえない、何も見えない。
 暗い、暗い海の底。


 どうか気づいて。

 トクトクと
 自然の音が響いてる。
 たとえ、誰にも伝わらなくても。

 隣同士の気はするの。
 この身さえ、わからないけれど。


 コメント・最近、オリ小説の青シリーズ抜粋です。遅くも主人公題材のです。
      個人的に2番目位に重たい主人公と思います。
      とにかく、冷めた様子でいながらも、愛や光を渇望してます。
       
      以下、転写文。

      はい。これは藍音の詩です。どうも主人公は不器用なのが好きなようです。
      イメージとしては哀しい従者の思いですかね。
      計算高い子で言いたい事はずばずば言ってますが、本当に伝えたい言葉や
      想いは最後まで伝える事が出来なかったんです。
      言いたくても言えず、ただ待つしかない。来世で? 報われる事を願って
      おきます。