あいつ、
やりやがった…
ある朝、
部活のため早起きし、
水筒の準備などは
自分でさせた。
またベッドに戻って
ゴロゴロしてるので
部活後は疲れるから
朝少しだけでも
勉強してけと言った。
動かないので、
パパにも
「いい加減にしろよ」
みたいに怖めに
言ってもらった。
朝食の準備ができても
来ないから
ベッドに呼びに行ったら
不貞腐れているので
くすぐって気分アップ
起きたけれども
脱いだ服を床に
散らばしていたので
「しまいなさい」と言ったら
洗濯済みの服の
カゴに入れた
呼び止めても無視。
私がキレて叩いたら
ベッドに戻り
ヤドカリモード
パパを呼んだら
パパも怒りモードで
「人に支えてもらってるのが
わからないのか」
「言うこと聞くの嫌なら出てけ」
「テニスもやめろ」
と寝てる魔男を
強く掴んで怒鳴った
魔男は泣きながらも
ベッドで反発モード
もう離れた方がいいと思い、
30分以上早かったけど
部活の道具をまとめ、
もう行きなさいと
外に出した。
1時間後…
部活の先生から
「魔男くん
来てませんが…」
と電話。
まさか
楽しみにしてる
部活をサボるとは
思わなかった
キッズケータイの
位置情報を確認したら
家
裏のガレージを見たら
ケータイ入りの
リュックが置いてあった
こういう時、
行くところは
一つしかないと予想。
児童館
(電車で渋谷とかは
まだ行けなくて
よかった)
とりあえず用事を済ませ
お昼近くに
児童館へ向かうと、
自転車に乗った
魔男発見
(お腹が空いて出てきた)
確保
逃げようとするので
シャツをつかみ
財布と水筒を取り上げ
とりあえずマックへ。
不貞腐れながらも
大人しく着いてきた。
ちゃんとこれからの
話をして終わらせなければ。
つづく