日本の野球チームが数多くキャンプ地として選ぶアリゾナ
今日はnyascottishのアリゾナでの生活の蓋を開けてみた
 
「そうですね〜、アメリカって暮らしてみると実は
進んでないなぁなんて部分が多かったりしますね」
 
セキュリティがしっかりしていると思われがちだが
実はこんなドアベルだったりする
これでは留守中に誰かドアベルをならしても
猫たちが気づくだけだ 
 
ードアベルにこんな面白さを求める必要性は?
 
「わかります、その変なところに気を使う意味のわからなささ。
最初は結構そのギャップに戸惑いましたが今は楽しんでますね」
 
そう彼女はケラケラと笑う
 
「やっぱりサウジアラビアに比べたら進んでますけど
日本と比べると『え〜?!これって昭和でもなかったよね?!』
と思うことが多々有りますね」
 
ーなぜサウジアラビアなんですか?
 
「10年くらい前にサウジに住んでたんですよ。私の中で比べるとしたら
この日本、サウジ、そしてアメリカの3カ国ですね」
 
そしてお風呂の習慣がないからが故なのか彼女はこう主張する
 
「追い炊き機能なんて日本じゃ普通ですけど、こっちは
湯沸かし器というものがそもそも存在するのかどうか、ですよ」
 
彼女の家のガレージには大柄の男性二人がすっぽり入ってしまうほどの
「タンク」があった
 
「これはですね、お湯が貯めてあるんですよね、つまりお湯を蛇口でひねると
ここから水道管をつたっていくんですが、子供用のシャワールームはこのタンクから
比較的近いので時間はかかりませんが、
私たちのはちょっと距離があるのでお湯が出てくるまでトイレで用を足して
それから顔を洗ってぐらいの時間はかかります」
 
ーそのお湯が出てくるまで水は出っぱなし?
 
「はい、本当その水、そのまま下水に直行です。勿体無いお化け出ますよね」
 
このタンク、小さい容量だとそれだけ早くお湯がなくなってしまい
次のお湯が溜まるまで待たなくてはならないという、なんとも旧式なシステムだ

〜後編へ続く
 
そんな彼女が「同居」させてもらってる猫たちは「猫嬢」と呼ばれている