10月5日(土)900草原→多和平
風が見える。
道東を走る度にそう思う。
時には激しく、時にはたゆたう様に緑が揺れる。
見渡す限りの緑の中を吹き渡って行く。
美しい風だ。
多和平に吹く風も美しかった。
緑の絨毯に横たわり、大地のエネルギーで全身を満たした。
展望台への登り口に小さな売店があった。
障害者の文字に惹かれて覗いてみた。
同世代の女性が二人、店番をしていた。
よっさを待つ間、おしゃべりを愉しんだ。
刈り取った羊の毛を、洗って、紡ぐ。
それも自分で手紡したものを、自分で作品に仕上げるのだという。
帽子と靴下を買った。
戻ってきたよっさの一言。
「北海道。でっかいど~~!!」
「よかったね」
「なあ、360度、ぐるっと夕陽。見てみたいな。」
「うん、又来ようね」
よっさは少し残念そうな顔をしながら車を出した。
4時少し前、ホテルにチェックイン。
釧路プリンスへ泊まる楽しみの一つは、16階の客室の窓から見る、海に沈む夕陽と町の灯り。
今年も同じ部屋が取れた。
10月5日(土) 900草原→多和平
旅先での朝の目覚めは早い。
出発の準備を終えて、明け初めたばかりの屈斜路湖畔を散策。
たっぷりと朝食を頂いた後、コーヒーを飲みながら白鳥の泳ぐ庭を愉しむ。
いざ、釧路に向けて・・・
屈斜路湖から釧路まで110㎞。前回素通りした900草原と多和平に寄り道をして行くと言う。
楽しみだ。
900草原。??である。
「何で高原でなく、草原なの??」
「なんで900なんて、変な名前なの」
その上、駐車場入り口の看板に
「720°大パノラマ」と書いてある。
此処は、弟子屈町営牧場。
牧場の面積は1440㌶。内900㌶が牧草地だそうだ。
名前の由来はそこからきた。
視界を遮るのは、駐車場の片隅に建つレストハウスだけだ。
駐車場の端をゆっくりと歩きながら、360度のパノラマを体感。実にのどかな眺めだ。
旅先での朝の目覚めは早い。
出発の準備を終えて、明け初めたばかりの屈斜路湖畔を散策。
たっぷりと朝食を頂いた後、コーヒーを飲みながら白鳥の泳ぐ庭を愉しむ。
いざ、釧路に向けて・・・
屈斜路湖から釧路まで110㎞。前回素通りした900草原と多和平に寄り道をして行くと言う。
楽しみだ。
900草原。??である。
「何で高原でなく、草原なの??」
「なんで900なんて、変な名前なの」
その上、駐車場入り口の看板に
「720°大パノラマ」と書いてある。
此処は、弟子屈町営牧場。
牧場の面積は1440㌶。内900㌶が牧草地だそうだ。
名前の由来はそこからきた。
視界を遮るのは、駐車場の片隅に建つレストハウスだけだ。
駐車場の端をゆっくりと歩きながら、360度のパノラマを体感。実にのどかな眺めだ。
「ね、あと一周しないと720度にならないよ!!」
「360度で充分だ~~!!歩くのは俺なんだからな」
たわいない会話。
これが、幸せというもんなんだろうな。
10月4日(金) オンネトー
阿寒湖の近くに、観光客も余り来ない、オンネトーと言う名の小さな湖がある。
北海道三大秘境の一つに数えられ、オンネトーはアイヌ語で「年老いた沼」と言う意味だそうだ。
五年程前、阿寒湖からの帰り道、15分程の短い時間立ち寄っただけのオンネトーに何故か魅了されてしまった。
それから、ほぼ毎年、季節を少しづつずらしながら訪れている。
見飽きることがない。
去年、私は、その一瞬を切り取りたい。
少しでも、湖畔に近づきたいと
車椅子を降り、這いずり、泥だらけ、傷だらけになりながら、疲れ果て、動けなくなるまで夢中でシャッターを押した。
今年、私は、同じ場所に座り、数枚の写真を撮っただけで、ただ湖面を見つめ続けた。
阿寒湖の近くに、観光客も余り来ない、オンネトーと言う名の小さな湖がある。
北海道三大秘境の一つに数えられ、オンネトーはアイヌ語で「年老いた沼」と言う意味だそうだ。
五年程前、阿寒湖からの帰り道、15分程の短い時間立ち寄っただけのオンネトーに何故か魅了されてしまった。
それから、ほぼ毎年、季節を少しづつずらしながら訪れている。
6月は木々の緑り
8月は夏空と雲
見飽きることがない。
去年、私は、その一瞬を切り取りたい。
少しでも、湖畔に近づきたいと
車椅子を降り、這いずり、泥だらけ、傷だらけになりながら、疲れ果て、動けなくなるまで夢中でシャッターを押した。
今年、私は、同じ場所に座り、数枚の写真を撮っただけで、ただ湖面を見つめ続けた。
「いい顔してるな!」
見上げると、よっさが笑っていた。















