見積り限度額270万円で公募型プロポーザルにかけられたデジタルスタンプラリーもまた1社単独見積りで落札。

 

私は公募型プロポーザルが問題だと言っているのでは無く、1者単独で審査、選定されることが問題だと言っているのです。

 

そして、このプロポーザルには、「採点が間違っている」、具体的には、「明らかに採点基準からはるかに低い点数になるはずなのに、甘い採点で点数が上積みされている」と市民団体からも情報公開請求がなされています。私も高校教師として高校入試の採点を行った経験から間違った採点だと確信しています。

 

さらなる問題が、点数上積みの結果、最低点ギリギリの60点となり、一次審査を通過したことです。市民団体は明らかにおかしいと、一次審査の審査過程を情報公開請求したところ、議事録はありませんでした。

 

市の職員だけで審査し、議事録も無い中、1者単独見積もりなのに、最低得点で落札したという事実は厳然として残っています。

 

私は今後、こういったケースに関しては、しっかりと外部からの専門家も入れ、議事録も残し、審査過程が市民にオープンになるようにすべきと今後の公共事業における業者選定のあり方に一石を投じる政策提案を行いました。

 

公募型プロポーザルの利点が全く無いとは私は一言も言っておらず「2社以上で審査しなければ利点は無い」と私は言っているのです。

 

前市長が6月22日にSNSで書かれた私へのご批判に対しては、一通り皆様に一般質問のやり取りを見て終わった後、予定では、7月3日に反論掲載の予定です。

私は3億以上の無駄遣いを削減し、そのういた予算で多くの市民のための公共サービスを行う提案を今回の一般質問において行ったと考えています。

 

<デジタルスタンプラリーについて、一般質問連載6>

 

【小谷英次郎】

1 本市の公共事業の事業者選定ついて

(3)デジタルスタンプラリー制作等業務について

見積り限度額270万円で公募型プロポーザルにかけられたデジタルスタンプラリー制作等業務ですが、これも前市政の令和5年6月に、1社単独見積りによる随意契約となりました。公募型プロポーザルを行うにあたり、当然、2社以上の業者が応募して初めて、市民にとって、より良い公共サービスを提供する事業者を選定できたはずです。なぜ、1社単独での審査、選定となったのかを伺います。

次に、プロポーザル審査結果には多くの疑問点があります。審査方法において、全体評点の6割を超えることを条件としているにも関わらず、一次審査の得点が、100点満点中、ぎりぎりの60点。最低点で選ばれているからこそ、2者以上の応募が必要だったと考えますが、見解を伺います。

次に、私が10年間、高校入試の採点を行った経験から聞きます。評価基準の中に「若年層に人気があり本市とゆかりのあるアニメコンテンツまたはゲームタイトルとのコラボレーション」とあります。ところが小田原市は12月議会において「若年層に人気のある声優と本市にゆかりのある北条五代キャラクターがコラボしている」と、採点基準を勝手に変える答弁を行いました。評価基準である「若年層に人気のアニメコンテンツまたはゲームタイトルとのコラボが提案内容には全くありません。昨年12月の一般質問において、小田原市は北条五代キャラクターが若年層に人気があるという客観的な根拠もデータも全く示すことができなかった上、声優は、本市に全くゆかりが無いことを答弁しました。採点基準から言えば、「信長の野望」「キングダム」「花の慶次」など、若年層に人気があると衆目の一致するアニメキャラクターと本市ゆかりの声優の採用ならOKでしたが、採点基準を満たしていないのは明らかなのに、10点中6点の高得点がつけられています。誤った採点で点数が上積みされ、最低点の60点で1次審査を通過し、1者単独見積もりで契約されていることについて、12月議会に続いて改めて、本市の見解を伺います。

 

(市長答弁)

(3)デジタルスタンプラリー

・事業者選定は、公募型プロポーザル方式を採用しており、募集したところ2者から参加申し込みがあった。

・しかし、審査前に1者が辞退したため、プロポーザル実施要領に則り、残りの1者に対して審査を行った。

・プロポーザル実施要領に「参加者が1者であっても企画提案の評価を実施し、基準を満たしていると判断した場合は、優先交渉権者として選定する」と明記しているため、1者のみの審査となった

・事業者選定は、プロポーザル実施要領に則って実施。

・一次審査の結果の合計60点は、満点の60%であり、二次審査の対象者となる得点であった。

・審査項目の本市とゆかりのあるアニメコンテンツについては、当該事業者が提案した北条五代のキャラクターとアニメ声優とのコラボレーションは、これに該当し、10点満点中6点で普通と評価している。

・適正に企画提案を評価して、当該事業者が優先交渉権者に選定されている。

 

【小谷英次郎】

採点基準は市の答弁である「若年層に人気のあるキャラクターと本市にゆかりのある声優のコラボ」では決してなく、若年層に人気がある、かつ、本市にゆかりがあるアニメコンテンツあるいはゲームタイトルである、またキャラクターが若者に人気であることの客観的なデータは無いことを繰り返しお伝えします。採点官として6点の高得点をつけるには北条五代キャラクターが若年層に人気があること、あるいは、声優が本市にゆかりがあることがどう考えても必須で、勝手に採点基準を変えては行けないと思いますが、デジタルスタンプラリーの成果、費用対効果について伺います。

 

(答弁)

・本事業は、冬の閑散期に実施したため、参加者数は約300人であったが、これまで実施したスタンプラリーと比較すると若年層の参加率が高く、狙いであった新たな層の誘客が図れたとともに、市内を回遊することで、直接的な観光消費の効果もあった。

・事業の広報として出した市公式X(エックス)からの投稿は、約3万件の表示回数があり、通常の閲覧数と比較してもかなり多いため、本市の観光PRに大きな効果があったとともに北条五代の周知につながった。

 

【小谷英次郎】

約270万の事業で参加者300人をどう捉えるかですが、一定の成果があったことは良かったと思います。選定に関わったのは市の職員だけであり、専門家は入っていないために、誤った採点になったのではないのか、伺います。

 

(答弁)

・小田原市プロポーザル方式の実施に関するガイドラインでは、「審査委員会の委員構成は、予定価格7,000万円を超える業務委託については、原則として学識経験者等を委員に含めるものとする」と明記している。

・当該業務については、ガイドラインに則り、審査では学識経験者による高度で専門的な知識が必要ではないと判断し、市職員で実施している。

 

【小谷英次郎】

ガイドラインはわかりましたが、一次審査の議事録が残されていないのはさすがに問題ではないでしょうか、見解を伺います。

 

(答弁)

・二次審査は、プレゼンテーション審査のため議事録を作成した。

・一次審査は、提案書等の書類審査であり、要件を満たしているかを事務的に確認するものであるため、議事録を作成する必要はないものと考える。

 

【小谷英次郎】

密室の中、60点という最低点で選定され、市民からも採点基準に沿うと誤った採点であると指摘されていることを再度申し上げた上で、今後、一次審査を議事録に残しておくべきではないか、見解を伺います。

 

(答弁)

・当該業務と同様に一次審査が書類審査の場合、議事録の作成は必須ではないと認識しているが、今後の議事録の作成については、ガイドラインに規定がないため、個別の審査毎に判断すべきと考えている。

 

【小谷英次郎】

今後、その規定を変えた方がいいのは明らかです。少なくとも市の職員だけで審査し、議事録も残していない中、1者単独見積もりなのに、最低得点で落札したということが事実です。現に明らかに答弁に矛盾が見え、多くの市民も疑問に思う採点がされています。こういった状況を今後産まないために、1者だけの選定だった場合は、選定委員のメンバーの考慮や議事録作成の義務化などの規定を変えるべきだと考えますが、見解を伺います。

 

(答弁)

・該当業務については、ご指摘をいただいたものの、本市のプロポーザル方式の実施に関する規定に則り、適正に審査されている。

・そして、今後、参加が1者であっても、ガイドラインに基づき作成された実施要領に則り審査されるものと考えている。

・そのため、審査及び議事録については、個別の審査ごとに判断してまいりたい。

 

 

月曜以降、随時、一般質問の内容をYOUTUBEにあげて参りたいと存じますので、楽しみにお待ち下さい。

 

チャンネル登録700人突破!ぜひとも、チャンネル登録お願いします。

 

https://www.youtube.com/channel/UCH8bKewqFj07I9gPiIEntsA/featured

 

以降ご連絡です。

 

*月1で、タウンミーティング開催中

 

少人数でも構いませんので、話を聞きたいという方、ご自宅でも近くの公民館でも、お話を伺いに、また、お話をしに、参ります。市民相談はもちろんお一人からでもお受けしております。8月以降は未定です。いつでもお声がけください。

 

7月21日17時半〜 UMECO第1第2室(事前予約必須)

 

*YOUTUBE、次回作準備中です。

https://www.youtube.com/@eijirokodani/videos

 

*小谷英次郎とパートナーズは、市政レポートのポスティングチームのメンバーを今現在、募集しています。是非、

yasasiiuta5614@yahoo.co.jp

09017043176(電話には出れない時間帯がとても多いので、ショートメッセージ頂けますとありがたいです!)

にご連絡下さい