今頃、白熱の議論をしている真っ最中でしょうか?小田原市にとってよい政策提案が行えるものと思っております。速報で、一般質問の登壇原稿の全文を載せます。来週以降は8回連載で一般質問の全やり取りを振り返っていく予定です。

 

【小田原市】ブログは自動更新なのでただいま登壇中!?の一般質問登壇原稿全文掲載 #小田原市議会

 

<小谷英次郎6月21日一般質問登壇原稿全文>

 

1 本市の公共事業の事業者選定ついて

(1)高田浄水場再整備事業について

前市政の令和3年6月に公募型プロポーザルが告示された、当初は二つのグループから参加表明があり、令和4年1月までに両グループから提案書類が提出されました。最終的に水ingエンジニアリングを代表企業とするBグループが選定されましたが、もう一つのAグループについては、提案内容を審査して貰える段階にすら進めず、提案書類審査の段階で失格となりました。

総事業費約209億円の超大型事業にも関わらず、結果、1グループ単独での審査、選定となったことに、令和4年4月の建設経済常任委員会においても委員から質疑が出ました。これだけ実績があり、技術力のある大手の企業、全国で多くの水道事業を手掛けている業者が要求水準に達していない書類を提出することはとうてい考えられないと言った旨の意見でした。私はその後、独自に丁寧に調査し、この件を教訓として、今後の公募型プロポーザルのあり方や事業者選定のあり方に対して提案が多くありましたので、一般質問いたします。まずは中項目にある3つの公募型プロポーザルを丁寧に検証し、その後に政策提案を行います。まずは、総事業費が200億を超える超大型事業において、1グループ単独での審査、選定となったことの見解を伺います。

 

(2)橘地域認定こども園整備事業について

質の高い教育を提供する安全・安心で使いやすい施設を創ることを目標に掲げたこの事業は、「小田原市気候変動対策推進計画」や「小田原市建築物等における木材利用促進に関する方針」を踏まえ、小田原産木材を活用し、脱炭素化に寄与することも基本方針として定められていました。発注方式は、高田浄水場と同じ設計施工一括発注方式(以下デザインビルド)方式で行われ、提案を行った2者のうち1者に決定し、前市政時代の本年度当初予算案で、年度をまたぎ9億8620万1千円が計上されております。

事業上限金額が約10億円と設定されたことと、提案価格が5843万円も高い事業者を選定したことについて、市民感覚を最重要視した上で伺います。仮に次点交渉権者に発注していれば、5843万円分のお金を相当手厚い他の公共サービスに支出することができたはずです。上限金額約10億円の事業者選定において5843万円も高い事業者が結果として選ばれたことについての本市の見解を伺います。

 

(3)デジタルスタンプラリー制作等業務について

見積り限度額270万円で公募型プロポーザルにかけられたデジタルスタンプラリー制作等業務ですが、これも前市政の令和5年6月に、1社単独見積りによる随意契約となりました。公募型プロポーザルを行うにあたり、当然、2社以上の業者が応募して初めて、市民にとって、より良い公共サービスを提供する事業者を選定できたはずです。なぜ、1社単独での審査、選定となったのかを伺います。

次に、プロポーザル審査結果には多くの疑問点があります。審査方法において、全体評点の6割を超えることを条件としているにも関わらず、一次審査の得点が、100点満点中、ぎりぎりの60点。最低点で選ばれているからこそ、2者以上の応募が必要だったと考えますが、見解を伺います。

次に、私が10年間、高校入試の採点を行った経験から聞きます。評価基準の中に「若年層に人気があり本市とゆかりのあるアニメコンテンツまたはゲームタイトルとのコラボレーション」とあります。ところが小田原市は12月議会において「若年層に人気のある声優と本市にゆかりのある北条五代キャラクターがコラボしている」と、採点基準を勝手に変える答弁を行いました。評価基準である「若年層に人気のアニメコンテンツまたはゲームタイトルとのコラボが提案内容には全くありません。昨年12月の一般質問において、小田原市は北条五代キャラクターが若年層に人気があるという客観的な根拠もデータも全く示すことができなかった上、声優は、本市に全くゆかりが無いことを答弁しました。採点基準から言えば、「信長の野望」「キングダム」「花の慶次」など、若年層に人気があると衆目の一致するアニメキャラクターと本市ゆかりの声優の採用ならOKでしたが、採点基準を満たしていないのは明らかなのに、10点中6点の高得点がつけられています。誤った採点で点数が上積みされ、最低点の60点で1次審査を通過し、1者単独見積もりで契約されていることについて、12月議会に続いて改めて、本市の見解を伺います。

 

2 前市長が新病院建設事業の事業者選定直前に業者を訪問した事案について

(1)調査について

6月3日の定例記者会見において加藤憲一市長は、前市長時代に持ち上がった問題のうち本件とともに、少年院跡地の再開発事業、清閑亭問題を重点的に検証する方針であることが新聞報道されました。今回私は、前市長が新病院建設事業の事業者選定直前に業者を訪問した事案について絞って、伺います。私は過去のことを追及したい訳では無く、今後、同じようなあやまちが繰り返されないように対策を行うためにも、調査が必須であると考えます。報道には「職員のヒアリングをしていく中で必要であれば第三者を入れた検証の体制も検討する」とありますが、検証や調査とは具体的に何を行うのでしょうか、また、検証や調査の方法や期間などについての具体を伺います。

 

3 子育ち・教育・子育て分野における加藤憲一市長のマニフェストについて

(1)子ども議会に代表される主権者教育について

私自身、主権者教育の必要性を常々訴えており、加藤憲一市長の前期12年目、私が小田原市議会議員となって初めて行った一般質問では、政治家が学校に直接出向く出張授業や、実際の政治家の演説を元に全校生徒で模擬投票を行うスクールイレクションの提案も行いました。また、直近では令和4年9月議会で、愛知県新城市などで行われている若者議会の創設を一般質問しました。当時は残念ながら、小田原市からの前向きな答弁は得られませんでした。今実際に日本各地で行われている既存の小学校議会や中学校議会なども主権者教育に寄与しているとは考えますが、私が提案した若者議会はそれらの模擬議会と決定的に違うことが一つありました。それは、しっかりと予算をつけるということ。愛知県新城市では実際に1千万円という予算がつけられ、その予算をどのように市のために使うかを若者たちが議論して決定しています。実際に税金の使い道を自分たちで決めることで、責任も伴い、自分たちの力で政治を動かし、社会変革を実現するという実感を持つことができる点が大きく効果が違います。加藤憲一市長のマニフェストである小田原版子ども議会に、大いに期待します。いつ、どのように、この議会を創設していくのか、具体的な内容を伺います。

 

(2)学校給食について

本年4月、若い子育て中の母親たちが中心となり、「市民の声を市政に届けようプロジェクト」が企画され、私の元にその声を届けて頂きました。私はその声を、小田原市の各所管に伝え、職員さんのご尽力のおかげで、すべての意見要望に対して回答をいただくことが出来ました。その頂いた回答を元に、子育て中の母たちと、意見交換を行い、今回の一般質問につなげることが出来ました。多くのご意見を頂いたものが、学校給食とこどもの居場所でした。加藤憲一市長もマニフェストに給食費の無償化を掲げられていますが、多くの母たちの意見は、無償化よりも、給食の質や安全性の向上、さらに、食と教育のつながりの重視でした。そこで、給食の質や安全性の向上について、また、つくるところから、食べるところまで、四季を通じて一貫して関わる食育の充実について、伺います。

 

(3)こどもの居場所について

母親たちの中に東京から小田原に移住された方が「東京では徒歩圏内に児童館が5つも6つもあり、毎日児童館をはしごしていた。行く先々で色々なママ友ができるので、友達を探す必要など全く無かった。」と仰っていました。ところが、小田原では、徒歩圏内に児童館が一つも無いどころか、公園もプールも、図書館も徒歩圏内に全く無く、仕方なく車で行っているそうです。東京では、友達を作ろうと努力しなくても自然と多くのママ友ができるため、子育てで悩み、一人で抱え込むような状況からも解消されていたそうです。私は、東京はとても子どもを育てにくい場所で、子育てをするなら、自然環境の素晴らしい小田原市が喜ばれて移住者が増えるものと考えていましたが、徒歩圏内での子どもの居場所に焦点をあてた時、小田原市内に子どもの居場所が無いという子育て中の母親たちの声はとても切実だと感じました。そこで、徒歩圏内に行くことができるこどもの居場所についての本市の見解を伺います。

 

(答弁や再質問以降のやり取りは来週以降連載します。)

 

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*月1で、タウンミーティング開催中

 

少人数でも構いませんので、話を聞きたいという方、ご自宅でも近くの公民館でも、お話を伺いに、また、お話をしに、参ります。市民相談はもちろんお一人からでもお受けしております。8月以降は未定です。いつでもお声がけください。

 

7月21日17時半〜 UMECO第2室(事前予約必須)

 

*YOUTUBE、次回作準備中です。

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