選挙カー横の歩道、車の中、家の中、5階のベランダ、果てしない山道のはるか向こう、

雨の小田原のあちこちで、

#加藤憲一 への支援の声が届く。

「小田原を変えて!」

「まっとうな政治を!」

――確かな手応え、確実に相手の背中を捉えた。政治への信頼を力づくで取り戻す。

 #すべての小田原市民のために

 

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おだわらを拓く力のもう1枚のビラも届きました。

 

未来はあなたの一票がつくります。

 

加藤憲一にあなたの一票を投じることが、小田原の希望をカタチに変えられます!

 

今小田原に、そして日本に必要なのは、

 

誠実、信頼、そして希望。

 

まさに、加藤憲一です。

 

 

今日は、2020年7月1日に私が書いたブログを取り上げます。

とても懐かしいです。

 

なぜならこのブログは、私が初めて、守屋市長を批判したブログだからです。小田原高校の教員時代からずっとお世話になっていた守屋輝彦さん。

恩人を批判することは、清水の舞台からとびおりるような気持ちで、勇気を振り絞って書いた日のことをありありと覚えています。

それでも私はこの日を境に、議会人として、公職者として、私情に流されるのではなく、市民のために仕事に徹する道を選びました。覚悟の文章。是非御覧ください。

 

<2020年7月1日のブログ>

 

テレビは直接見ていないのですが、知人が録画したものを見ました。

 

私自身は今回の市長選挙を通して、10万円よりも大きな争点があったと感じています。

 

僭越ながら守屋市長の人柄を高く評価しており、小田原のために共に仕事を成したいと心から思っております。

 

ただやはり、民主主義において、そして一議員として、市民の声は最も大切にしていかなければならないと強く感じ、そして、市民の声を無視する手法は決してとってはいけないと思っています。

 

6月議会においても、子育て世帯を応援する商品券の発行や給食費の無償化には大いに賛成いたしました。その一方で、市民の声を無視する手法となってしまう懸念のある「政策監」議案には全力で反対しました。

 

最大の理由は、政権公約で無かったことです。

 

市民に約束する、そして票を頂く、約束を実現できなければ、次の選挙で信を問われる。それが民主主義だと思います。

 

今、マスメディアに注目されている「ひとり10万円」も、私自身、厳しく質疑致しましたが、市民との約束に関わる問題です。

 

(中略)

 

私の意見には異論も多くあるだろうと思って書いています。他人に押し付けるつもりはなく、私自身が政治家として、選挙公約とはそういう重いものだと自覚しているということを言いたいだけです。出来ない約束はしない。出来ない約束をして、それが出来なかったなら、潔く私は政治家を辞めます。

 

都知事選から小田原市長選挙に話を戻し、私は今回の選挙の一番の論点は「ひとり10万円」ではなく、「人口20万人」のはずだったと思っています。

 

小田原市立病院の感染拡大がなければ最大の争点でした。

「人口は絶対に減っていく。縮小していく中で持続可能な社会を、人々の幸せを守っていく」と訴えた前市長に対し、

「人口が増えている自治体もある。人口20万人規模の都市を目指す。」と言い切った守屋市長。

 

果たして4年後、小田原市の人口は20万人に再びのっているのか、はたまた、今以上に人口を減らしてしまうのか。その時にはっきりと、市長は市民との約束を果たせたのかどうか、ここがまぎれもなく問われてくるものと思っています。

私は4年後の人口20万人ははっきり言って難しいと思っています。なので、仮に私が市長選挙の候補者であったなら、「人口20万人」とは口が裂けても言えません。守れないと思っている約束になるのですから。

もちろん、人口減少を止めるために、徹底してやるべき政策をやりつくすことは公約として掲げられます。

守屋市長はおそらく、私よりも確実な秘策があり、出来ると思っていらっしゃるのでしょう。だから約束をされた、私はそう強く信じて、だからこそ応援しています。その政策が人口20万人に繋がらないのではないかと思うことには厳しくツッコミを入れていきますし、全力で政策提案もして参る所存です。

 

手始めに6月の一般質問において、人口20万人達成をいつするのかと聞きました。それに対し、「これから行程表を作っていく」とのご答弁。少なくとも、公約は4年以内であるはずです。ここはスピード感を持って今答えなくていつ答えるのか?そのうち答えるではだめなんですと、しっかり伝えさせていただきました。

最重要の公約に対し、出だしから不安を感じてしまいましたが、9月議会ではしっかりと公約達成時期を明言していただけるでしょう。全力で政策論争を挑んでまいります。

 

さて、表題の日本テレビ、TBS、フジテレビ3局で取り上げられた話題に関しては、報道にあった通り、明確な表現をされておらず、公約違反であるとは言えません。

 

ただ、日本テレビのコメンテーターから「財源があると思いこんだ市民にリテラシーが無かった」といった趣旨のコメントがあり愕然としました

 

はっきり申しますと、私こそが、「ひとり10万円」を、市独自で配るという守屋市長の公約であると思い込んでいたのです。

 

「リテラシーの低い市民」であるとメディアに指摘されてしまいました。

 

ただいい訳をさせてください。

 

なぜ私が本気で、市長が市独自で市民に10万円を配るつもりだと思い込んでいたのか、それは、守屋市長が次の演説を何度も各地でなさっていたからなのです。

 

一般質問でもとりあげた市長の演説の文字おこしです。

 

「財政調整基金、少なく見積もって40億、うまく計算すると50億にも60億にもなる。市は今、10億円を使おうとしている。なんでそんなに小出しにするのか、危機的状況下に緊張感が無いとしか言いようがない。」

 

60億のうちの10億しか現政権は使おうとしていない、ケチだ。と仰っているのです。60億-10億=50億はスピード感を持って使うと、いたるところで明言をされているのです。

これで5万人に「ひとり10万円」を給付できます。ではあとの、14万人140億の財源をどうするのだろうか?

 

うまく計算すると50億にも60億にもなると仰った財政調整基金ですが、これは前市長がその政権下12年間で蓄えたものです。なので、この演説は他人の功績を前提としたうえでの政策です。同時に、前市長は同じ12年間で約400億円もの地方債、市の借金を返済することにも成功していました。400億返済しているのです。であればこそ、他人の功績を前提に、「400億も減っているんだから、140億くらいは借金できる」と考えていらっしゃるのだろうと私は思ってしまったのです。

 

ですので、5月臨時会の際、作りかけていた一般質問の原稿は「財政調整基金50億使うと述べられています。残り140億円の財源はどのようになさるのでしょうか?」

 

という、本当にお恥ずかしながら、上記のような原稿を実際につくっており、再質問以下では、小田原市の財政を懸念する質問を予定しておりました。

 

それを5月臨時会での議案関連質疑のやり取りを聞き、急遽原稿を全て削除、全く想定もしていなかった「10万円の給付スピードがどれだけ迅速になったのか」という質問をしてしまったのはこういう訳なのです。

 

以上、私としては、真剣に何度も守屋市長の演説を聞いた市民は、おそらく私と同じように、守屋市長は真剣に10万円を配るつもりだと確信していたのではないかと考えているのです。

 

それをリテラシーが無いと一言で言われてしまうと・・・真摯に受け止め、反省するしかありませんね。

 

メディアの報道の仕方はいろいろあります。各局の政治的な思想もあります。ただ、やはりこの件に関しては、誤解をした市民が悪いというような報道は言語道断ではないかと私は感じております。

 

最後に、私の実感に近かったのは3局の内、TBSのグッドラックでした。私も一般質問において、公聴会を開催するなど、丁寧な説明を市民にするべきではないかと述べました。

 

今回の、これまで経験しえなかったような市長選挙の結果、小田原市民の間に分断が出来ています。その分断を埋め、オール小田原で市政にあたっていくためにも、この問題をうやむやに終わらせてしまうのでは、最終的な融和は図れないと強く思います。市民がしっかりと納得のできる説明がなされた最後に、腹を割って市長が市民に謝る、そこから、一丸となった市政運営へスタートできる、まずはしっかりと説明をする必要があるのではないかと、私は思います。

 

最後に、繰り返しになりますが、肝心な守屋市政の成果が問われるのは、4年後、人口20万人を達成できているのかどうか、その1点に尽きると私は考えています。

 

9月議会で論戦を張り、人口20万人に向けた政策論争を繰り広げていきたいと考えています。

 

追伸:6月一般質問で、こういう質問を間に挟みました。

 

「財政調整基金、守屋市長就任以降、いくら取り崩したのでしょうか?」

 

総務部長より

「10億円です。」

 

との答弁が返ってきました。

 

#財政調整基金#市民の声#日テレ#グッドラック#小田原市#10万円