昨日は市政報告会、コロナ禍で人数を制限しつつ、個別への呼びかけも自粛していましたが、ソーシャルディスタンスを保って席を間引いての制限いっぱいの市民の方に集まって頂き、大盛況でした。
コロナ禍であろうと、万全な対策をとって、定期的に市政報告会を行うことは議員の大切な仕事であると考えています。
たいへん有意義なご意見をたくさん頂きました。12月に向けて、今後の議会に向けてそれを反映させて参りたいと思います。
また、本日もゲストとしてまた別の会でお話しさせて頂く機会を頂きました。
明日は16時より小田原東郵便局前で街頭演説会をとり行います!講演づくしの、充実の3連休です。
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決特は次回、最終回をお届けします。
<LGBTを巡る議員の失言について考えよう!小谷英次郎の時事教室>
埼玉県春日部市議会の保守系の市議会議員(71歳無所属)が9月議会で、同性同士で生活する人も家族として扱う「パートナーシップの認証制度」の早期創設などを市に求める請願をめぐり、「(差別は)市内には実際に存在しない」などと発言し、波紋を広げています。当事者支援団体が発言に抗議して撤回を要求。市議会議長が「おわび」を出す事態となっています。この請願は、9月18日の本会議でこの市議1人を除く議員が賛成し、採択されましたが、15日の一般質問で、市教育委員会のいじめ相談窓口でのLGBTに関する相談件数が過去2年間ゼロだったなどとする市の答弁を踏まえ、18日の本会議で「請願は差別を解消して欲しいと言いながら、教育委員会のいじめ相談窓口などの活用もせず、市内には実際に存在しない差別があると言っている」と主張。「同性カップルよりも、男女間の婚姻を優遇するのは、出産、子育てを考えれば当然のことという認識が国民に浸透している」「狙いは明らかにLGBT条例の実現」「共産主義者、左翼勢力の戦略を甘く見てはいけない」「子どもたちにレズビアンやゲイを教える必要は全くない」などと述べました。この市議は記者会見で、「差別感や偏見は持っていない。市内に問題ある差別は存在しない」と述べました。また、「私を批判するのは自由だが言論の自由を認めるべきだ。議会は反社会的でない意見ならば自由に賛否を述べる場だ。謝罪の必要はないし、発言の撤回もしない」と語りました。
私は常に政治家として、何か意見を述べる時は、その意見が、実際に科学的な根拠に基づいているものなのか、論理的な整合性があるものなのか、しっかりと検証したうえで述べるよう心がけています。この市議の発言の危うさをひとつひとつ指摘すると
まずは、教育委員会のいじめ相談窓口への相談件数が2年間無かったこと=市内に差別が無いと言っていることです。教員経験のある私からすると、教師だった時1クラス最大37人でしたが、
「2年間担任を持っていていじめ相談がゼロだったから、このクラスにいじめはありません。」
と言っているようなものです。もちろん、微塵もいじめが起きていない素晴らしいクラスの可能性もありますが、担任への信頼度が無く、誰も相談できないのかもしれません。そもそもいじめられている子が誰かに相談するということはとてつもなく高いハードルを越えねばなりません。もう説明は必要ないと思うのですが、こんな教師がいたら、保護者の立場になれば、安心して子どもを学校に通わせられないと思います。
次に「議会は反社会的でない意見ならば自由に賛否を述べる場だ」と言っています。私はまさにその通りだと思いますが、この市議は市内に差別はないのだから、LGBTのことを学校で教える必要が無いと述べています。学術的にLGBTの割合は11人に1人いるということが言われています。思春期に『自分はおかしいのでは』などと悩み、命を落とす人もいるという現実があります。そこに、「貴方は全くおかしくないよ。科学的にもそのことが証明されているんだよ。」という、正しい知識を学校で教えるなという主張は、極めて反社会的な主張であると私は考えます。他国のことをとやかく言うべきではありませんが、ダーウィンの進化論を絶対に教えてはいけないという某国家の某州と同様の事例であると感じました。(次号へ続く)
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