昨年末にハムスターの目のふちに「ものもらい」のような腫瘤が出来、小動物専門の病院へ。
想像では、プチっと腫瘤を切除してもらうか目薬をもらって帰ると思ってました。
が、しかし! 初めてお会いする仏頂面の怪しい感じのその先生からの第一声は
「動物を飼う資格ありませんね。。まさか、ハムスターフードや市販のハムスター小屋で飼ってます?あれは、小動物を観て楽しみ早死にさせる人間のエゴでしかないっ。滑車を回すのはハムスターが栄養不足だからなんですよ?知らないで飼ってるの?」
娘と2人でクロ🐕のかかりつけの病院からの紹介で行ったのですけどね、
私はこの言葉を聞いた瞬間に
「ハイ!帰りましょう!なんやコイツ‼️💢」
になりました。
だって、普通、そうやって飼うでしょう?
普通に付いてる滑車やフードが良くないものなんて誰が知るかい‼️って思いますよね?
だいじにしてるから病院に来てるのに。
でもね、当然私と同じ気持ちかと思って
横にいる娘を見たら。。。
先生のその厳しい言葉に食いつき、目をキラキラさせ始めてるヤツが。。ザ・変態?ハッ?
彼女は「コイツ、おもしれ〜❣️」ってなったみたい。
キレて速く帰りたくてソワソワする私の横で
眼をキラキラさせて、先生のウンチク講義に付き合う娘のおかげでそこから約1時間。。。
語る先生も娘しか見ないし(笑)
想像を覆すもので、けど、振り返ってみたら
自然界でネズミはどうやって暮らしているか?
ハムスターはどんな環境で生きている生き物か?
正しい環境を与えて、本来の環境で食べているものに近いものを与えすぎずに食べさせる。
などなどを教わり、オシッコやウンチの検査。
丸々したうちの子ハムスター🐹の体は
殆どが脂肪と炭水化物で筋肉が無く免疫低下の肥満と。正しく飼えば腫瘤は治ると断言され、
耳が非常に痛かったのは気のせいかしら?
「滑車を回す姿を可愛いと言ってるが
あれは必死に走って足りない栄養を補うために餌を探してる行動なんだよ?」
「君たちが、ディズニーランドに行くために車に乗って走り出しても永遠にお家に戻る車に乗ることと一緒なんだ。」と。
イヤ〜。。目から鱗🌟な娘を見ながらまだ私は釈然とせず(笑)
けど、悔しいから先生の言う通りの環境を作りました。
それがコレ。タッパーにたっぷりめの柔らかいおがくずと下にヒートマット。それをダンポールで覆い、餌は1日1個の繊維と1日1度コミニュケーションを取りながらお肉・ナッツを1個あげて小屋に餌を入れっぱなしにしない。
タッパーダンボール2個。
可愛くねー( i _ i )
でもね、まるまるした2匹のハムスター🐹は
どんどん痩せて、1日のほとんどを土に埋まるカブト虫の幼虫みたいな生活になりましたが。。
約1ヶ月半後の今、腫瘤。。。治って来てます。
今度は私が、とびきり大きなウロコが目から落ちました。。
専門分野を一筋に歩んで来た方の話を素直に聞く姿勢。
一般的にどうとか、みんなはどうとか、
自身で確認もしてもいない段階で批判や反発をするのはバカヤロウだということ。
見てくれの華やかさに踊らされて、本当に大切にすべき本体をみていないこと。
なんだか、自分にまとわりついていた色々な不要な感情が一緒に落ちていきました(^^)
これって全てに言えることだよね。
「悪くなったら、切ればいい。苦しむ姿を、楽しそう💕といい、死んだら、あ!死んじゃったで次を飼う。人間は酷い。」
先生はそう言い続けお仕事をされています。
きっとあのやり方では私の様なお客の方が多いでしょうからすごく暇そう。。けど、ホンモノでした(^^)
怪しい先生、ハムちゃん、娘よ、ありがとう😊
娘の格言。「人間のご機嫌とりではなく、動物を救う為のプロでありたくて先生になったひとなんだから、不器用だとは思うけど、専門的な話はすごく面白いし、真っ当だし、私はあれはあれですごくアリ!だと思うよ〜❣️」
参りました❣️母は、精進します(≧∇≦)