江戸時代の老人の評価

 

「どれだけ若者を笑わせたか」

「どれだけ若者を引き立てたか」

「どれだけ良き物を伝承したか」

 

この3つで決まったそうです

 

「どれだけ若者を笑わせたか」というのは

なかなかユニークな老人の評価基準ですね

 

お江戸の人は「笑いの秘めたる力」を

知っていたのでしょうか?

 

でも、今時の若者を笑わせるなんて

とてもとても自信がありませんわ

 

なんとなく昔は“目上を立てる社会”と

思っていたのですが、違ったようです

 

老人が若者を上手に引き立てて、1人前

の大人に育て上げていたのですね

 

お年寄りだからこそ出来る業です

 

一番の難問は

「どれだけ良きものを伝承したか」

のような気がします

 

今は‶便利、簡単、お安い〟に流されて

 

古き良き物を、どんどん消滅させて

いる時代ですから、反省しなくては…

 

一度無くなったものを復活させるのは

至難の業ですもの

 

今の老人の評価は、何で決まるのでしょう

 

江戸時代の老人の評価でいくと、

私達は落第点、確実です

 

老人の貴重な体験、経験から得た知恵を

生かしながら、

 

若者を引き立てて、共に社会を築いて

いけたら、もうちょっとマシな世の中に

なるのではないでしょうか?

 

と思いながら、昔読んだ、新聞の記事を

思い出しました