江國香織さんの新刊『読んでばっか』
「本を読むのはその本のなかにでかけていくことですから、ここに集められた文章は、私にとって旅の記録です。あちこちにでかけたなあ。」
そうあとがきにあるように、この本は“読書紀行文”が集められたような充実の一冊です。
(ちなみに、『読んでばっか』というタイトルは佐野洋子さんの『嘘ばっか』にあやかっているのだそうです)
うんうんと頷きながら共に旅を懐かしんだり
豊潤な言葉で綴られた未知の世界を旅したり…
愉しかったです。
私もずっと旅人でいたいなあ…と思いました。
そして、どこかで旅人とばったりあったら「ところであそこにはもう行きましたか?」とお喋りしてみたい。
それにしても、庄野潤三さんの『貝がらと海の音』の解説(新潮文庫)は秀逸だと思います。
山本容子さんの装画がまた素敵です。
裏表紙にはそっと“プラテーロ”が💛
“プラテーロ”は、ヒメネスの『プラテーロとわたし』のプラテーロ、ヒメネスの愛したロバです。
もっとも読み返した本を問われて、江國さんがこの本をあげていらっしゃって嬉しくなりました。
以前この本について書いた記事がありますので、よろしかったらどうぞ。お読みいただけたら幸いです。
プラテーロとわたし | 優しい木陰 ~自分らしく、愉しく、すこやかな日々のために~ (ameblo.jp)
わたしのプラテーロ。元気にしています♪
7月に入り今年も後半へ。
気負わず、愉しく、すこやかに💛(タイトルの変化形です笑)
お読みくださりありがとうございます。
皆さまどうぞお元気で!