雨音で目が覚めて、ただぼんやりとその音を聞いていたら

 

タルコフスキーの映画『ノスタルジア』が映像とともに浮かんできました。

 

 

 

先日の美術館の帰り、バス停でバスを待っているときも

 

傘をたたくつよい雨音に、不意にこの映画を思い出したのでした。

 

 

 

 

この春、4K修復版で久しぶりに映画館で観たあと、

 

つよい雨音や水の音を耳にすると不意にやってくるこの不思議な感覚。

 

 

 

 

 

 

 

 

初めてこの映画を観たとき、内容はよくわからなかったけれど

 

圧倒的な映像の美しさと詩的な雰囲気、

 

そしてこの音だけがつよく心に残ったのでした。

 

 

驚いたのです。

 

こんな映画があるのかと。

 

 

 

 

その印象は今観ても変わらなくて、

 

あらすじは知っていても意図するところはよくわからず、漠然としていて(ちょっとうとうともして)

 

ただ圧倒的な映像の美しさと詩的な雰囲気、

 

そしてこの雨音、水音だけがつよく心に残ったのでした。

 

 

 

ワンシーン、ワンシーンがまるで絵画のように思い出されます。

 

 

 

 

ある日曜の朝のおぼえがきです。