こんにちは。

 

 

四国の旅のことを書いたばかりなのですが

 

続けて行った滋賀の旅のことも少し書き残しておこうかなと思います。

 

この旅は娘と一緒でした。

 

 

 

短い期間に旅が続いたのはたまたま。

 

というか娘のお休みの都合と、もうひとつ、終了間近の展覧会があったからです。

 

 

 

滋賀へは“点”でしか行ったことがなかったのですが、今回は琵琶湖をぐるりと一周しながらの観光だったので

 

あちらこちらを訪ねることができて楽しかったですし新鮮でした。

 

 

 

その中からピックアップするかたちで書いてみようと思います(訪れた順ではありません)

 

 

 

 

まず、ふたつの美術館から。

 

はじめは、琵琶湖の南の山の中にあるMIHO MUSEUM。

 

 

 

 

 

 

 

銀色の長いトンネルを抜けていくアプローチや幾何学模様が織り成すガラスの屋根の建物が印象的な美術館、ミホ ミュージアム。

 

緑と光がとても美しく感じられます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

設計は、ルーブル美術館のガラスのピラミッドなどの設計で知られるI.M.ペイ氏。

 

テーマは「桃源郷」だそうです。

 

 

 

こちらの美術館は、古代オリエントからエジプト、中国にわたる常設のコレクションも見ごたえがあって素晴らしいのですが、

 

今回楽しみにしていたのが春季特別展の「古代ガラス」の展示です。(「古代ガラス 輝く意匠と技法」)

 

23年ぶりの一挙公開とのことで何としても間に合いたかった!(6月9日で終了しています^^;)

 

 

 

 

 

 

写真は最後の数点しか撮影できなかったのですが、古代エジプトからの200点以上の古代ガラスの作品は

 

ほんとうに素晴らしく、どきどきしながら鑑賞しました。

 

 

 

かつてエジプトでは、王家の者にしか手にできない宝石だったガラス。

 

3000年を超えてなお輝きを放つ古代のビーズ、魚や動物を象ったユニークな形のものや

 

さまざまな意匠の首飾りやイヤリング、化粧や香水の瓶、

 

古代ローマの生活を彩ったお皿やワインなどの食器、モザイクガラスにカメオガラス…

 

ため息がでるほど美しかったです。

 

 

 

そして、人びとのガラスへの憧れのつよさを感じ、それを支えた職人たちの驚くばかりの高度な技術に圧倒されました。

 

古代ガラスならではの“銀化”の現象もまた美しく神秘的でした。

 

 

 

上の写真は2枚とも前2世紀~1世紀頃のソーダ石灰ガラス。

いずれも東地中海域のものです。

 

 

 

写真がなくて残念なのですが、時代や地域ごとに特徴がありで多種多様な作品がありました。

 

モザイクガラスの作品も好きでした。

 

 

 

 

 

そして、別日になりますが佐川美術館にも行ってみました。

 

佐川急便が創立40周年の記念事業のひとつとして建てたこちらの美術館は、水庭に囲まれた切妻造りの建物が印象的です。

 

 

 

 

 

 

 

日本画の平山郁夫氏、彫刻家の佐藤忠良氏、陶芸家の樂直入氏をメインとして、さまざまな企画展が開催されています。

 

この日は、ポケモンの工芸展が開催中で、休日だったこともありとても賑わっていました。

 

ここも面白そうだったのですが、ここだけ写真撮影可だったこともあり混雑していたので、さっと流す程度に鑑賞しました。

 

 

彫刻作品が好きなので佐藤忠良氏の展示室も楽しみましたが、中庭の水庭にまっすぐに立つ「冬の像」がとても美しく心に残りました。

 

樂直入さんの新しい感覚の陶芸作品もとても興味深く観ました。

 

 

※佐川美術館は事前予約が必要でした

 

 

「冬の像」

この日は時折り雨の降る曇り空。天気とも相まってとても風情がありました。

 

 

 

 

 

美術館ではありませんが、近江八幡で、

 

建築家・キリスト教の伝道者として半世紀以上近江八幡に暮らしたというアメリカ人、ヴォーリズ(ウィリアム・メレル・ヴォーリズ)の建築を見て回ったのも楽しかったです。

 

いずれも素敵な建物でした。(建物の写真をあまり撮っていませんでした💦)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お付き合いくださりありがとうございます。

 

梅雨入りした地方や急に暑くなったところもありますね。

 

皆さまどうぞ体調に気をつけてお過ごしくださいませ。

 

それではまた。