少し時が前後しますが
「ポトフ 美食家と料理人」も、とても好きな映画でした。
トラン・アン・ユン監督とジュリエット・ビノシュということでハズレはないだろうと思っていたのですが
想像していた以上によかったです。
時は19世紀のフランス、静かな森の中のシャトーに暮らす美食家ドダンと天才料理人ウージェニー。
20年来、仕事も生活も共にし、深い絆と信頼で結ばれているふたりですが
ドダンの球根をかわし続けてきたウージェニー。
「あなたにとって私は妻だったのか料理人だったのか」という問いかけは
この映画の根底にあるテーマなのではないかなと思いました。
料理のシーンの臨場感にときめきます。(特に冒頭のシーンは圧巻です)
音がとてもいい!
動きもとてもいい。
いつまでも見ていたい気持ちになります。
映像もとても美しい。緑の美しさは秀逸。
窓から差し込む光の美しさも✨
調理道具や調度品も目に楽しくて
五感をフルに使って楽しめました。
体調のすぐれないウージェニーのために渾身の力を注いでフルコースを振る舞うシーンが好きでした。
マスタード色のブラウスに緩くまとめた髪のウージェニーが
料理とともに味わった幸せが、とてもいとおしく美しく感じられました。
ドダン役のブノワ・マジメルとウージェニー役のジュリエット・ビノシュはかつてのパートナー同士。
時を経て、映画の中で再びパートナーに…
料理監修はピエール・ガニュール。
お立ち寄りくださりありがとうございます。
おやすみなさい🌙よい夢を。
明日もどうぞいい一日でありますように。