こんばんは。
東北旅行のことを書いているさ中ではありますが
今日は別の話題で書きたいと思います。
昨日、横須賀美術館で開催中の荒井良二さんの展覧会に行って来ました。
「new born 荒井良二 いつも しらないところへ たびするきぶんだった」
とても楽しい展覧会で、わくわくしながら観ました！
ほんとうに楽しかったです。
荒井良二さんは、絵本作家ですが、絵本に限らずとても幅広く活動されていらっしゃいます。
日本人として初めてリンドグレーン記念文学賞を受賞された方でもあります。
今回の展覧会は、絵本の原画の展示やその制作過程の紹介、
絵画やイラストレーション、新作となる立体インスタレーションや愛蔵の小物などを通して
荒井良二さんの創作活動を楽しみながら知ることができるものになっています。
とにかく展示空間がとても楽しいのです。
絵本のコーナーでは、
物語がどのようにして生まれたのか、どのようにして絵本として作られていったのか、
その想いがとてもわかりやすく表現されています。
自筆のメモや図もあって、そういうものが好きなんですよね、私。
言葉にもリズムがあって、作品に音楽を感じます。
言葉や文字も絵とひとつになって世界を彩っています。
世界でいろんなことが日々おこっている毎日ですが
どんなことがおころうと、こどもたちにはこう言いたいんです。
「人生には楽しいことがたくさんあるよ」
楽しいことばかりではないかもしれない世界だけど
それでも人生はけっこう良いもんだよ」と言ってあげたいんです。
それが大人の役目のひとつかなと思ってるんです。
荒井良二さんの言葉ですが、
これは私が最近つよく思っていることです。
そう伝えてあげるには、
まず自分自身が（先を生きる人たちが）人生はいろいろあるけれどいいものだよ、
楽しいものだよと、人生を楽しんでいる姿を見せてあげること。
それが唯一のギフトかなと思うのです。
荒井良二さんの作品には、そういうエネルギーを感じます。
不安や緊張もある、怖さもある、うまくいかないことや、上手にできないことも…
それでもいいんだよ！大丈夫だよ！心配ないよ！と
明るい方へと転がって行くような丸ごとの肯定感。
自分の“好き”を大切にしながら楽しく生きていこう！そんな気持ちになります。
地球は美しいよ
生きるって楽しいよ
みんなそれぞれでいいんだよ
きみはすばらしいよ
おそれずにすすんでいこう
横須賀美術館は大好きな美術館です。
いつ行ってもいい。
（そもそも三浦半島が好きなのですが）
海の見えるロケーションもいい。
（浦賀水道に行きかう船とその向こうに房総半島が見えます）
開放的な作りも、
自然と一体化した感じもとても好きです。
観音崎公園に繋がっていて散歩も楽しめます。（今の季節は暑いですが💦）
横須賀や三浦半島にゆかりのある画家の方の作品が充実しているので
企画展がない時の常設展もとてもいいです。
（現在は若林奮さんの所蔵展が開催されているので、その他の作品展示は少ないです）
週刊新潮の表紙で知られている谷内六郎さんの展示室が併設されているのですが
現在、荒井良二さんセレクトの作品がコメント付きで展示されています。
横須賀美術館での展覧会は9月3日までですが
そのあと、千葉、愛知、福島と巡回するそうなのでお近くの方は是非♡
毎日新しく生まれていく私たち
“いつも しらないところへ たびするきぶん”を味わっていきたいものです
new born！
お付き合いくださりありがとうございますm(__)m
みなさま、おやすみなさい☽よい夢を！
明日もどうぞよい一日でありますように。
