こんばんは。

 

前回、ウィンターブルーのことについて書いたので、

 

クライアントさんにそのことを含めて、調子の波についてご質問をいただきました。

 

せっかくなので、ここでもシェアさせていただきたいと思います。

 

 

 

 

以前にも何度か書いたことがあると思うのですが、

 

心や体に調子の波があることはごく自然なことです。

 

 

その波が小さかったり、そもそも波が気にならないという方がいる一方で

 

その波が大きかったり、小さな波でも気になる方もいます。

 

これは、その人の感受性、敏感さ、繊細さにもよるものなので

 

その質そのものは変えられず、また変える必要もありません。

 

 

 

特にHSPの傾向のある方やいわゆるエンパスと言われる方は

 

波に敏感で、影響を受けやすいのですが、

 

自分の傾向を知り、工夫をしながら過ごすことで、自分に合った生き方をしやすくなると思います。

 

 

 

(日常生活、社会生活を送ることに支障が出るほどアップダウンが激しい場合は

 

双極性障害など、医師のもとでの治療が必要となってくることもあります)

 

 

 

 

 

 

前回に引き続き、またまた私自身のことで恐縮なのですが…

 

私も、自分で活動期と不活動期と呼んだりしていたのですが、

 

意欲的でよく動き、気持ちも明るく軽やかという時期と

 

活動量が減り、気持ちのテンションもやや落ちて、できれば家に籠って過ごしたい…という時期とが

 

比較的はっきりしているタイプです。

 

これを問題に感じて受診したら、おそらく私も○○障害や○○病と診断されるのかもしれません。

 

(厳密にチェックしたら多くの人が何らかの症状に当てはまるのではないか…とも思うのですが)

 

 

 

 

以前の私は、活動期(勝手に名付けてました)の自分の方がいいと思っていて

 

そういう自分の方が好きでした。

 

その方が充実しているように感じるし、できる仕事や家事も増えて満足感があったからです。

 

不活動期の自分のことはなかなか認めてあげることができませんでした。

 

だから私は半分輝きを失っていたのだと思います。

 

 

 

こういう自分は好きだけれど、こういう自分は好きじゃない…と思っていると

 

だんだんと自分のリズムを失っていきます。

 

自分は一面だけもなければ、部分だけでもないからです。

 

これではダメ、こうじゃなきゃと自分に求めていくと、

 

どんどん本来の自分らしさを見失っていきます。

 

 

 

 

 

 

けれども今は、両方あってこその自分と感じています。

 

両方あってひとつの世界。それが私のリズム。

 

両輪が揃って(どんな自分も受け入れて)はじめて自分とひとつになれます。

 

 

自分のことをよく知って、感じて、ケアしてあげるようになって

 

少しずつ変化してきたと感じています。

 

 

そして勝手に不活動期と名付けていた時間は、行動するという意味での活動量は減っても

 

実は心はよく動いていて、より敏感に繊細になっているのだということがわかるようになりました。

 

 

 

活動期と感じていたのはアンテナを立てて外に向かって開いている時期、

 

不活動期と感じていたのはアンテナをたたんで、内に向かって開いている時期。

 

内的な活動をしている時期のようです。

 

だから少し外を遮断して静かに過ごしたいのだと思います。

 

 

心はたくさん感じて、自分自身や周りと調和していこうと頑張っている…

 

そう思うと優しくしてあげたいですね。

 

 

これは私の場合で、誰もがそうということではありませんが、

 

でも、何の意味もなく波が起きているわけではなく、必要だから起きているというのは

 

誰にとっても同じはずです。

 

波に逆らわず、その時期に合った過ごし方を工夫していくこと、

 

それを知ることは大きな助けになると思います。

 

 

 

 

 

 

一日の中でも波があると感じる方もいらっしゃるでしょう。

 

数日、数週間、月単位のような方もいれば、

 

女性では月経周期の影響が大きい方もいらっしゃると思います。

 

 

 

この波がつらいと感じる方は、まず自分の波を知ることから始めてみるといいと思います。

 

把握できないものは怖く感じますし、知らないとケアができないからです。

 

 

 

たとえば、その日の調子を1~5の5段階で手帳やカレンダーなどに記してみるのもいいです。

 

意欲や気分、活動量、体調、心の明るさなど全体的にみてその日どうだったかな?と振り返って記録していきます。

 

これは5がよくて1がダメということではありません。あくまで波を知ることが目的です。

 

 

 

メモ程度にでも、その日の天気や出来事などを書いておくと

 

どういう時(時期)に気分や調子が上がるのか、逆に下がっていくのかなどが掴みやすくなります。

 

 

出掛けて刺激をうけたり、人と会ってたくさん話した後にテンションが上がる人もいれば、下がる人もいます。

 

天気や気温、気圧の影響を受けやすい人もいれば

 

ニュースや外からの情報の影響を受けやすい人もいます。

 

リラックスできるものが何なのか、インターバルがどれくらいなのかも人それぞれです。

 

それを知ることで、気を付けたり心がけることができます。

 

 

 

急に5から1に下がったり、1から5に上がったりという急激な変化は

 

負担やストレスが大きくなるので

 

できれば、1まで下がりきらず2くらいで留まれるようにしたり、

 

ゆっくり上昇するようにするとらくです。

 

 

 

前回の記事の内容とも重なりますが、

 

自分に軸を持つように心がけると、このコントロールができるようになります。

 

主体的になることで、波に無防備に振り回されるのではなく、波の加減をコントロールしながら

 

自分の生きやすさを見つけていくことができます。

 

自分の守り方、ケアの仕方を見つけて実践していくことで、波を味方にしていくことができるはずです。

 

 

 

この記録しながらチェックしていくやり方は、「認知行動療法」の手法と似ています。

 

私もセッションで、手製のシートを用いながら取り入れることがあるのですが

 

いろいろな意味で効果的だと感じています。

 

 

 

 

 

どうか、ご自分の敏感さ、繊細さ、感受性の強さを嫌わずに大切にしてほしいなと思います。

 

そして、その目の細やかな感性でたくさんの喜びを感じ、地球に生きることを楽しんでほしいです。

 

それが地球の癒し、そこに生きる人たちの癒しにも繋がること、

 

ご自分がそういう存在だということを忘れないでいてほしいです。

 

 

 

 

長くなってしまいました。

 

最後までお付き合いくださりありがとうございます。

 

 

皆さまどうぞ元気でお過ごしください。

 

明日もよい一日でありますように♪

 

※写真は山下公園、日本大通り周辺(横浜)のものです。

 

 

★おまけ①

娘から届いたクリスマスカード。アドベントカレンダーになっています。

毎朝ひとつ窓を開ける…ちいさな楽しみです♡

 

 

★おまけ②

我が家のみかん。今年の収穫は…2個( ´艸`) 夫と1個ずつ食べました🍊