久しぶりに丹沢の山を歩いてきました。

 

先日、神奈川県出身の若い子に

 

「丹沢ってどこですか?」って聞かれてびっくりしたのですが、

 

丹沢は神奈川県の西の山地です(+_+)

 

神奈川県の6分の1の面積を占めているのですよ。

 

 

 

 

今回はミツマタの花の時期に合わせて

 

ミツマタの群生地ミツバ岳を滝壷橋側から登り、

 

権現岳を通って丹沢湖へ下りる山歩き。

 

トータル4時間半ほどの行程でした。

 

 

 

ミツマタはジンチョウゲ科のミツマタ属。

 

落葉性の低木です。

 

黄色いボンボンのようなかわいいお花をつけます。

 

重さでうつむくので、上から見ると白く見え、下から見ると黄色く見えます。

 

ほんのり良い香りがしますが、沈丁花ほどは香りません。

 

黄色いお花っていいですね。

 

元気が出ます。

 

陽だまりみたい。

 



 

 

 

丹沢にミツマタの群生地が多いのは

 

ミツマタの皮が紙幣の原料として使われ

 

小田原の紙幣作りの工場に出荷されていたからだとか…

 

ミツマタが和紙の原料であることは知っていたのですが


その辺りのいきさつは知りませんでした。

 

 

 

 

時折、まだ真っ白に雪を被った富士山が見えました。



 

山頂で、ミツマタの群生の向こうに富士山が見えてとてもきれいでした。

 

もう少し日差しがあるともっときれいに映えたかな…

 

 

そしてやっぱり富士山を見ると水滴がついたように見える。

 

 

水滴のつぶつぶをまとったように見える。

 

 

いつも不思議で何度もまばたきをしてしまいます。

 

 

 

 

 

ミツマタの花の季節以外は、登る人は少ないのかもしれませんが、

 

この日はお天気もよかったので、思っていたよりも賑わっていました。

 

平日だったこともあり、ご年配のグループが多かったです。

 

 

急な登りに息があがり休んでいると

 

人生の先輩にさりげなく追い越されたりして…

 

でもなんだか嬉しかったりします。

 

山頂でのお昼タイムも楽しそう。

 

年齢を重ねても楽しめる山歩き、いいですね。

 

 

 

 

若いころ、山岳会に入っていましたが

 

小さな山歩きは、大きな山を登るための足慣らしのような感覚でした。

 

存在感のある高い大きな山がいつも心にあって、胸をときめかせていたのです。

 

山はどこか挑んでいくものでした。

 

でも時を経て、小さな山歩きも楽しめるようになって

 

“あの山娘も大人になったものだなあ”なんて思います。(笑)

 

 

 

(いや、本当は運動不足で体力が落ちてしまっているという現実があるのですが…(ノДT))

 

 

 

 

人生の残り時間を考えるのはまだ時期尚早かなとは思いつつ、

 

登っておきたい山、訪ねておきたい国、読んでおきたい本、

 

見ておきたい絵のことなどに、想いをはせることがたびたびあります。

 

 

 

 

いつかは…やがては…と思ってきたことが

 

いつの間にか近くにきているような感覚になることがあって

 

どこか気持ちが急いているような、そんな感覚になるのです。

 

気力と体力を整えて、少し足を早めていく時なのかなと感じています。

 

この感覚はここ1、2年でとても強くなりました。

 

 

 

 

山北の町の桜はまだほころび始めたばかりでしたが

 

菜の花が笑うように元気に咲いていました。

 

さあいよいよ春本番です!