今となっては使うことも少なくなった公衆電話。その中でも「レア」な機種が発見されたと、ツイッターで話題になっている。
それがこちらだ。
その名も「デュエットホン」。受話器が2つ付いているとは...初めて見たという人も多いのではないだろうか。ツイッターでは2019年12月後半に投稿されたあるユーザーのツイートをきっかけに、青森県むつ市にあるデュエットホンに注目が集まっている。
見慣れない風貌の公衆電話に対し、ユーザーからは、
「これは...どっちで通話するんだ...!?」
「2対1で話ができるの?」
「むつ市在住ですが、この様な公衆電話があるのを知りませんでした」
「母と子が遠くで出稼ぎしている父に電話する場面とかあったのかな?」
といった声が寄せられている。
デュエットホンは11月に発売されたタカラトミーアーツの「NTT東日本 公衆電話ガチャコレクション」のラインアップにも入っており、「ガチャポンだけの設定かと思ってた」とのコメントも見られた。使ったことがない人にとっては実在することを疑うくらい、不思議な見た目の公衆電話なのだ。
Jタウンネットは2019年12月26日、NTT東日本の広報担当者を取材した。
担当者によれば、デュエットホンは1990年、電話開業100年記念に制作された。使用方法は通常の公衆電話と同じで、掛けた2人とその相手、計3人で会話ができるということだ。
担当者にデュエットホンが当時どのくらい使用されていたかを聞いてみるも、
「記録がございませんので、不明です」とのこと。現在においても、個別の電話機における利用状況の開示はできないとしている。
デュエットホンについて、担当者は「今後の製造や増設の予定はない」と話す。今回、ツイッターで話題になったことについては、
「思いのほか関心が高いことに、驚いております。これを機会にぜひ公衆電話に目を向けていただき、自宅付近の設置場所や使い方などを今一度ご確認のうえ、災害時などにご活用いただければと存じます」としている
以上Jタウンネットより