自分にあげたい・・・そら高い美味いチョコですわ(笑)
実際はココア、牛乳、ゼラチンでプリンを作って終わりにする予定。
さてバレンタイン文学第2弾。
じつは去年こんなのを書きまして。
しかしその後、夜中に震度5が
そのことを書くなどしてるうち、すっかりタイミングを逃し、今日にいたります。
本日ご紹介するバレンタイン文学は、ハードロックバンドの人間椅子、
そのボーカル兼ギターの和嶋さん著、「屈折くん」から。
イカ天でデビューも失速、それでも音楽活動をやめなかった不屈の人ですが、
その半生を飾ることなく描いた自伝です。
もうね文章がね、じつにいい味出してるんですよ
生まれも育ちも頭もいい。普通なら良いスタートラインに立てたはずが、
それを良しとしなかった末次々と喰らい続ける状況に、
愚かと見るか愛すべき人物と見るか、考えさせられる作品です。
そんな鬱屈とした思いが残念な方へ向かいつつある中学生のとき、
非モテ組の友人たちとこんなことを言い出すのでした。
※以下名称や一部文章を省略、段落も変更して抜粋。
バレンタインデーが近づき、かねてから一部の男子のみに
チョコレートが集中するのを苦々しく思っていた3人は、
同様にモテない同志と共闘し、ついに決起することにしたので
あった。ホームルームの時間。
「はい!先生。校則では学校にお菓子を持って来てはいけないことになっています。バレンタインデーのチョコレートは校則違反にあたるのではないでしょうか」。
途端に女子からブーイングの嵐。
「はい!先生。僕もそう思います。たとえその場で食べないと
しても、お菓子はお菓子です。校則違反には違いありません」。
「はい!先生。学校にチョコレートを持って来るのは絶対に
おかしいです」。
「はい!先生」
「はい!先生」
「はい!先生」。
騒然となった。先生はモテない男子の味方かと思いきや、
自身が学生時代にチョコレートをもらっていかに嬉しかったか、恋を育むことが人間の成長にとっていかに大事か、女子の夢を摘むべきではない、などと、とうとうと恋愛肯定論を語り出すのであった。なんだ、敵方だったか。革命は、あえなく頓挫したので
あった。
しかしこの後、微妙にモテてるような気配もあり青春青春
さらにその後は特に語られてませんが、モテたきゃギターやれとだけ
以上、やさい屋菜園でした。