昨日、録画していた「ブレードランナー2049」を視聴しました。
ブレードランナーは80年代に生まれたSF大作。
2019年の近未来を舞台に、感情が芽生えたレプリカントというアンドロイドを
追う刑事が主人公でした。
2049はその30年後。
主人公は旧型レプリカントを消す任務を負う新型のレプリカント。
ある旧型を抹殺後、その敷地内に埋められた人骨を発見する。
それはレプリカントでありながら妊娠し、帝王切開時に死亡したものと判明する。
他の物証との符合に、生まれた子は自分ではないかと、
密かな期待と不安を持ち捜査を進める主人公。
しかし生殖能力を持つレプリカントがいた事実は当然人間を脅かし、
その周囲に血生臭い抗争を引き起こすのであった。
感想。
物珍しさはナシ。
すでにSFの示す意味が80年代と異なる、
てか初代ブレードランナーの時代も過ぎちゃった今、
40年前の設定をいくらブラッシュアップしても限界があるな、と思いました。
他、言いたいことはございますが、そんなもんどうでもいい
前作主人公、ハリソン・フォードがここでも暴れてます
親の顔より見たぶん殴るシーンは健在
制作側もわかっててやってるだろ、と言いたくなる清々しさでございます。
だって殴る意味無ぇんだもん
そう思うと急にギャグ映画に見えてしまい、
ラストのオチとかどうでも良くなってしまったのでした。
また、前作でルトガー・ハウアー演じるレプリカントのような、
深い哲学を持つキャラクターが皆無だったのも、いまいちのめり込めない要因かなと。
なにより見る側が、SF的設定やガジェットに慣れすぎてしまっている
これは40年前とは比べ物にならん成熟度ですよね。
今後も我々が本当に度肝を抜かれる映画は、そうそう出てこないのでしょう。
そういう意味で難しい時代になったと思います。
インディ・ジョーンズ大好き、やさい屋菜園でした。