まずはご一読を。4コマ部分より、文章の方にピンときたので、外国人労働者について書きます。
さて外国人労働者。農業にもたくさん進出してます。
実習生などという肩書はあるけど、実質ただの労働者。彼らが母国に帰って農業をやるなら実習生でしょうけど、そういう人はいないでしょう。
わたくしの住むエリアでも、高齢化や人材不足から、外国人労働者に頼って運営する農家が多数あります。
師匠のところにも、そういう人を使いませんか?という連絡が必ず来ます。
でも師匠は反対派です。当然わたくしもです。
ポンコツなりに独立就農したわたくしに言わせれば、これは後継者育成に労力を割かない、さらに悪く言えば安く人を使おうという発想。
政府だけでなく、事業者もです。
子供が継がないから、と農業に限らず後継者育成をしない人のなんと多いことか。そして商売をたたんでしまう。新たに商売を立ち上げるエネルギーの凄まじさを考えると、その施設・設備・ノウハウを誰かに譲れないのか。
そして外国人労働者や、夏休みだけ体験農業しませんか?みたいなやり方でその場をしのぐ・・・。
それでもいいけど、陰で本気で後継者育成に取り組んで欲しいのです。でも、出来ると思ってる農家さんが少ない。
また、体験農業は就農に繋がらないと思ってます。あれは上澄み、美味しいところだけです。体験農業経験したとかで、意気揚々と師匠のスノハウスに来た人いますけど、鼻ホジって見てるうちに辞めました(笑)農業の現実はひたすら泥臭いのです。
師匠のところでまともに勤まった、勤まってるのはわたくし含め3人。正社員で採用されながら辞めたのは5人。なんというブラック企業(笑)
このように後継者育成はたいへんです。個人のぶつかり合いなので、相性も左右します。しかし毎年外国人労働者を更新してるより、はるかに有益だと思います。ついて来れないならそこまで。でも必ずいい人間に会えるはずです。そこはゲームと思ってます
継ぐ際は、財産である農地やらをごっそり移譲するわけですが、もしかしてそこがイヤなのかな?でも死んだら耕作放棄地になるだけです。ほんとにお国を想うなら、外国人労働者じゃねえだろ、というのがわたくしの意見です。1次産業を軽く見てはいけません。
そしてその育成した後継者が、今度は外国人であっても、それはいいのですよ。変なアクセントで話す外国人ファーマーがいたら面白いと思います
わたくしも将来は後継者を育成しますよ。福利厚生を保証した正社員としてです。つまり自分が受けたやり方を再びやるのです。後継者は、バイト、パート扱いは絶対にいけません。そこで口約束で引き継ぎなど言語道断です。それなら養子縁組しなさいっちう話です。
でも給料安いよごめんね未来の後継者!!野菜だけはたっぷり食わすよっ
自治体の支援を受けながらになるので、そのために必要な資格も取得しないといけません。実はそこが大きなハードルなんですが、数年後の申請を目指して、今からビクビクする準備だけしておきます(笑)
外国人労働者と後継者問題を語ってみました