おはようございます✨


前置きから数日寝かせましたが、本題です。





1989年とはどんな年でしょうか。


平成が始まり、バブルはどんどん盛り上がってる最中。

現在に近いようにも感じてるのですが、

公衆電話が全盛だったり…

インターネットとか皆無だし…

連絡には苦労した不思議な時代のようにも感じます。


いや今がむしろ当時からしたら不思議なのかも?


国際的には

ベルリンの壁は崩壊。

チェコスロバキアではビロード革命。

ルーマニアでもチャウシェスクが失脚…

ほとんどの社会主義が終わった年でもあるでしょう。


そういえば天安門事件もこの年なので、

この記事は中国から見れないでしょう←


とにかく盛り沢山の年という印象がありますね。



車についてもやはり情報量の多い年です。 


特に日本ではGT-RやNSXなど数々の傑作が生まれ…


メルセデス・ベンツは久々にル・マンでの優勝を飾りました。


しかしまだまだ色んな89年というものが存在するはずです。




そこで、
今回は1989年の車で良いと思う車を探し、各々2000円の予算でプラモを作ることにしました。








AMT Chevrolet Beretta

というわけで完成したべレッタです。

このべレッタは1000円で購入してきたので、
残りの1000円を使って
コンパウンドを買って磨いてみたりした…
というわけ(ではない)。




アオシマ Subaru Legacy GT

というわけで次はこの初代レガシィ。

いつぞやリサ店で見つけたもので、確か1500円。

89年でもかなり四角いクルマだけど、
死に体だったスバルが生き長らえることになった立役者はコイツだし、
なにより10万キロ世界速度記録の実力があります。


TAMIYA Nissan 180SX

89年の車と言えばNSXやらR32のGT-Rやらすごいクルマばかりだけど、
実車同様プラモだってなかなか値が貼るから結局買えずじまい。
というわけで最後に選んだのは180SX。

パワーもそこそこあるし、何よりデザインが未来的です。

キットそのものは大分前に買ったんだけど、
たしかどこかの模型屋さんが閉店する時のセールで買ってきたので恐ろしく安かった記憶が…




並んだ途端にシボレーのガサツさが目につきます。

車高が高すぎる…オマケに鉄チンだし(選んだのは自分だけど)

せっかく空力が良さそうな感じの顔もスポイルされてしまいます。



内装も…未来的なのか簡素なのか微妙なところです。
おもちゃっぽい。

なによりシートのホールド性があまりに無さそう…

すきだけど。



スバルの重厚そうな内装や




180SXのスマートな内装を見ちゃうと…ちょっとねえー


しかしこれがアメリカの見た90年代、そして21世紀だったのでしょう。




ピラーの処理に関しても日本車勢はひと工夫ねじ込んできます。


窓を横から後ろになめらかに繋げるの、
ホント多かったですよね。


しかしアメ車は50年代にはそんなところを通過しています。


ピラーを繋げるなんて小手先のテクニックを使わなくても

シンプルでスマートなデザインを目指します。



それどころか、NSXとかRX-7で採用されるようなドアノブをひと足早くミドルサイズのクーペに持ち込みます。


今だとジュリエッタとかC-HRの後部ドアに使われてますね。あれの先駆けがこういうのだったんでしょう。




面白いことに、後ろから眺めるとだいたいみんな似てます。
ものすごく大雑把にですが。。

左右のテールを繋げて、ナンバーを下に落とす…

それぞれの大きさのバランスやライトの配置に各車工夫が見られるのが面白いです。

どれもクールだけど、全体にスモークをかけてリフレクターだけを表面に出したべレッタの解釈は一味違ってて良い。


このテールのおかげでそれほどチープな感じに見えない。

そう思うのは私だけなのでしょうか…

でもでもでも、、

数年前まで真四角な車しかラインナップになかった
シボレーにして考えると、

実に驚異的なデザインでしょう。


デザイン性はシボレーに軍配をあげておきます🙃





89年といえばまだ車がファッションとして需要な地位を占めてた時代。

80年代から90年代にかけて、リトラクタブルヘッドランプを着けた顔は色んなのがありますが

やっぱりどれもかっこいいですよね。

たとえそこによく分からないグリルが二つ空いていても

ヘッドライトが立ち上がってくればテンションは上がります。

「デザインがいい」のと「ファッション性がある」のは
別物です。
微妙に難しい概念ですが、ことバブル期の日本ではファッション性が重視されたように思います。

…今もわりとそうかも?


ともかく、ファッション性は180SXに軍配が上がりそうです。






初期の180SXはその名の通り1800ccのツインカムターボ。

175馬力あります。
この馬力はいいのか悪いのか、、

とりあえず残りのクルマを見てみることにしましょう。


エンジンについてはシボレーが一番大きい。
ミドルサイズだけど2.8LのV6です。。
180SXなんか目じゃなさそう!

…でもOHVだし、125馬力です。ガーン
シボレーとしては随分小型化して現代化したエンジンなはずですが、、比べる相手が悪かったのでしょう。


同じGTでもレガシィGTは2Lの220馬力。


同じようにGTと名乗ってるのに
悲しくなるような差ですが…

アメ車だからいいんです。

パフォーマンス勝負は10万キロ速度記録のレガシィに軍配が上がるでしょう。





・プラモデルとしての良さ
これに関しては難しいところです。

組みやすさ的にはタミヤの180SXが圧倒的でした。

細かい部分にもなんのストレスもなく、

綺麗に作ることに集中出来ます。




アオシマは組みやすくない訳ではないけど、
そこまで気持ちよく組めるわけでもない。

たまに何もガイドのない面に貼り付ける場面があるので、
そのへんが個々人の感覚に任せられるところがあります

あとラリーカーベースだからだと思うんですが、
純正にしては微妙に車高が低い。

カッコいいからいいんだけども←



ムカつくほど組みづらかったのはやはりシボレーです。

でもこう何と言うか、
その車種を模型にしてくれたことの喜びが先行するのと、
エンジンもしっかりあるという点で

ポイントが高い。

そこまでやってて
ステアリングが効かないから笑っちゃうんですが。
嫌いにはなれないですね。



三者三様に見どころあり、楽しさありのクルマでありプラモでした。

おしまい