どうもやさいさんです
前回はメタ認知とはどういうものかということについて紹介しました。
今回はメタ認知をするとどう良いのかという事を紹介していきたいと思います。
○メタ認知とは
メタ認知とは簡単に言うと
「第三者の目で自分を見る」
「他人目線で自分を見る」
ということです。
「なんか私イライラしてる」
「不安になってるぞ」
「足がそわそわしてる」
「私、今、すねてる」
というように
「自分で自分を観察する」事がメタ認知です。
これが上手になってくると
不思議と感情をコントロールしやすくなります。
たとえば
「緊張」しているときに
「胸が苦しくなってきた」
「足が震えてる」
というように
自分の「心や体の状態」を言葉にしていると次第に緊張を和らげることが出来ます。
お坊さんの修行の1つも実は「メタ認知」です。
常に心を観察してるんですね。
だからお坊さんはいつも「冷静」でいられるわけです。
冷静に見るということは抽象的に物事を見るということです。
昔僕が習っていた先生が「具体と抽象が出来るようになりましょう」
といっていました。
当時は何のことだかわかりませんでしたが(^_^;
要は先生が言いたかったことは
「メタ認知が出来ると自分や物事を客観的に見ることが出来て冷静に判断することが出来るから出来た方がいいよ」
ということだったんですね。
抽象の世界というのは具体の世界と違って、見えている人にしか見えません。
従って「見えてしまった人」が「まだ見えてない人」とコミュニケーションするのは一苦労どころの話ではありません。
ととある本の冒頭に書いてありました。
具体の強い人からすると抽象的な話ほど聞いてられないほど退屈だし、抽象性の強い人からすると具体的な話こそ聞いてられないほど退屈です。
○メタ認知のトレーニング方法
「もうひとりの自分」を出現させることがメタ認知になるのですが
そのために座禅を組むとか
幽体離脱するなんて出来ませんよね。
もっと簡単なトレーニング方法を御紹介します。
それは
鏡の中の自分に話しかける
鏡で自分の「表情」を見れば
努力の必要もなく、
一瞬で自分を客観視できてしまう。
そして、
「もう少しだ!張り切っていこう!」
「今日はよく頑張ったね!偉いよ!」
「ちょっと疲れ気味じゃない」
と自分に話しかければ完全なメタ認知を作れます。
○メタ認知のコツ
「メタ認知って理解できたけど、いまいちコツがつかめない」
って思いません
僕もそうです。
というわけでコツをご紹介します。
それは、
『心と魂は、別』
と考えるということです。
「肉体と心」はセット
そして、「魂」こそが本当の自分。
ガンダムでいえば
「ガンダム」=「肉体と心」
「操縦士のアムロ」=「魂」
イチローでいえば
「鈴木一郎」という魂が、
「イチロー」というスーパースターを操縦している。
だから操縦席でこのようなセルフトークをしているはずです。
「さあ、いよいよお前の打席だ。イチロー、この声援が聞こえるか。お前はスーパースターだ。今こそ本当の実力を見せてやれ」
これがメタ認知です。
このように
「魂」が本当の自分で
「肉体と心」は神様からのレンタル品
と考えるのがメタ認知上達への近道です。
○メタ認知の波及効果
メタ認知が上達すると
「生き方・考え方まで変わってくる」という効果もあります。
「この『肉体と心』を使って、どんな人生を作っていこうか?』と前向きになれたり、
人生でつまずいたときでも・・・
「俺の人生面白いよな~」と客観的になれたり、
ストレスがたまったときでも
「疲れているみたいだから、温泉に行ってゆっくりしようか」と自分自身のメンテナンスがうまくなったり、。
一言で言うと
「生き方がうまくなる」ということです。
「メタ認知」とは目に見えないものでわかりずらいかもしれませんが
「メタ認知は、やればやるほど上達する」ということです。
僕も実践して上手に生きていきたいと思います