鯖江市役所 産業環境部 農林政策課さまより委託を受けて活動している野菜ソムリエコミュニティ福井

 

〖さばえおいしい応援団プロジェクト〗

野菜ソムリエプロ  中島早苗さんの

活動報告をシェアします。

 

〖さばえおいしい応援団プロジェクト〗

~「吉川ナス」苗を小学校に配付しました ~

 

暑いぐらいの陽気の5月12日(金)

鯖江市の伝統野菜「吉川ナス」の苗を、市内全12小学校に配付しました。この取り組みは、鯖江市が食育の一環として平成24年から毎年行っています。

このうち27本が「吉川ナス」の地元吉川小学校に配付され、 栽培に取り組んでいる4~6年生の環境委員26名の代表に、手渡されました。

 

佐々木鯖江市長からは「地域の宝を大切に育ててください。」

鯖江市伝統野菜等栽培研究会 の福岡重光会長からは、「あまり水をやり過ぎてもいけない。おいしい吉川ナスができることを期待しています。」と、温かい言葉をかけていただきました。

 

児童たちは敷地内にある学校給食畑で、福岡会長の説明を聞いたあと、苗の定植を行いたっぷりと水をやりました。

 

 

児童たちにどんな気持ちで植えたのかと質問したら、「元気に育ってほしい。給食で食べた、吉川ナスの味噌汁がおいしかった。」と元気なこたえが返ってきましたよ。

今後は、吉川小学校の学校給食畑ボランティアグループ「吉川っ子菜園グループ」6名の方々と一緒に育て、6月初旬ごろから収穫、学校の給食の食材としても使われます。

 

校長先生は「田や畑とふれあうこと、土に触る機会が減っている昨今、学校給食畑は生きた教材になっている。ありがたい。」と喜んでおられました。

学校給食畑ボランティアグループの皆さまは、「管理させていただく使命感がある。忙しいけれど楽しい。」と目を細めておられました。

 

いろいろな方々に支えられている、学校給食畑システム。

素晴らしい制度ですね!

夏の厳しい暑さを乗り越え、丸々と育つ吉川ナス。その成長の様子を見守りながら、先人たちが受け継いできた地域の宝「吉川ナス」の味や食感を、子どもたちにしっかりと伝えていきたいものです。

【写真は学校の承認をいただいて、掲載しています】

 

野菜ソムリエプロ  中島早苗