1週間の仕事を終え、緊張感から解き放たれる金曜の帰宅時。

私の心は沈んでいた。







体は暑さでバテバテ。

いつもながら至らなさからの注意、指導も続き自信をなくしていたところにとんでもない情報が舞い込んで来たのだ。







月曜日、新入社員先生は休み。

そしてベテラン先生は10時半出勤の遅番である。

素人のおばさんが1時間半リーダーとして繋がなければならないことは前々から分かっていました。

月2回位あるパターン











なんと、よりによってその日に

保育実習生がやって来るとのこと






















そもそもですが。
国試で資格を取った素人のおばさん、実習に行ったことがないんです。

養成校卒の先生方が
「実習しんどかったよね〜!」
「先輩にしごかれて毎日泣きながらレポート書いてた」





実習というキーワードが出るとキャッキャと盛り上がる中今ひとつイメージが湧かない。







実習=しんどい
実習=怒られる
実習=自信をなくす






こういうことであればうちのクラスにやってくる実習生、あなたはラッキーだ。












私が体を張ってお見せしよう。
3年目でもアレでOKなのだ
と言うことを。









IT'Sショータイムだ








保育実習生て言うと20そこそこだろうか。

君が私の年まで続けていればどんなに適性がなくてもそれなりに形になっているだろう。



ポンコツのくせに40過ぎて挑戦を始め、拙い保育を展開し足を引っ張りまくる素人のおばさんを見て憐れに思いながらきっと内心安心することだろう。

世の中には残念な大人もいるということを知るといい。








とは言え、無策で臨むのも心許ないので準備を。

あらゆる天候パターンの日案、用意するもの、他クラスとの調整案件等あぶり出しておく。

手遊びやミニシアターの小道具、備えあれば患いなしである。





当日は園長、もしくは主任+誰かしらフリーの先生が入ってくれると言う。あまり無様な姿は見せられないのだ。










と、言うか。









誰の実習なのかって話

そうか素人のおばさんの実習か









ま、やるしかねぇからやってくるよ。




ちなみに私は手足口病にはなりませんでしたが、案の定クラスで大流行しピーク時は3分の2が欠席してました。




ビッグベイビー、恐ろしい子…