まだ休憩取れない問題でイライラしていた今月頭。






実は我が1歳児クラスに新入園児が入っていました。

彼の名はビッグベイビー。

1歳半にして15キロの巨漢である。






15キロとは言え1歳児。

1歳児とは言え15キロ。








まだ入園3週間の彼は在園中の8時〜18時の間ずっと泣いている。そして泣きながら抱っこを求めて我々を追ってくる。10時間ずっとだ。

もう涙は出ておらず惰性で泣いているのだろう。





通常サイズの子なら抱えつつ保育したり、おんぶしたりで諸々の準備をすることも可能だが彼の場合はできない。3人で18人を見ないといけないのに丸々1人取られてしまう。









まだ、慣れないし心細いのもよく分かる。

心細い時は抱っこを求めるのは当然だ。

我々も全力で受け止めたいと思っている。














が。





















40過ぎのおばさんの腕は筋肉痛、腰ももうなんかすでに嫌な感じになっている。やってしまったら労災下りるだろう。








彼が爆音で泣きながら両手を広げて追いかけてくる様に、さすがのベテラン先生も苦笑いである。


でも抱えるのだ。抱えるしかないのだ。つくづく過酷な仕事である。









是非増税メガネにうちのクラスに1日入って頂きたい。

スーツで視察とかでなく、エプロン&ジャージでよだれと鼻水にまみれてビッグベイビー抱っこしてやって欲しい。


















ビッグベイビーの何が一番大変か。




それは午睡である。

1歳児クラスの午睡が修羅の道であることはこれまでも散々書いてきたがもうちょっとレベチなのだ。







まず布団に寝ないし、

爆音で周りを起こすし、

立ち抱っこじゃないと寝ないし、





ようやっと寝かせても20分で泣きながらお目覚めである。

そして抱っこを求めてくる。

エンドレス抱っこ地獄再開である。









皆で顔を見合わせる恐怖の瞬間








座り抱っこやハグならいいんじゃない?
と、思ったそこのあなた。
ビッグベイビーの抱っこへのこだわりを甘く見て貰っては困る。







彼の言う抱っことは
立ち抱っこで、ママの迎えに来る玄関方面へ歩いていくこと






でないと地面に降りて地団駄しながら泣き喚き、他の保育士を追い回す。「抱っこはできても玄関は行かないよ」と言うと暴れるが致し方ない。それは皆で統一しているのでずっと暴れている。







聞けば家ではミルクをしこたま飲ませ、車に乗せてドライブして寝かしつけをしているらしい。









そら太るし寝らんわな
勘弁してくれよ








ビッグベイビー1人ドライブ連れ出す訳にはいかんし、その体でミルクは明らかに不要。
集団生活を何だと思ってる






まだ明確な改善策を見出だせないまま。
やがてくる月曜日を憂う1歳児クラス一同でした。