先日、おやつを食べようと

キッチンの棚を開けたら「アレ」が出てきました、、、

 

 

こんにちは。

 

スルッと売れちゃう

集客コンサルタントの西島和彦です。

 

 

今日は

価値が伝わる「ネーミングの原理」

 

についてお話ししたいと思います。

 

 

先日おやつを食べようと

キッチンの棚を開けたら「アレ」。そう

 

『キャベツ太郎』が出てきました。

 

前に自分で買ったの忘れてましたね。

 

キャベツ太郎といえば

 

株式会社やおきんが販売している

スナック菓子です。

 

そう、あの緑色のパッケージの

懐かしいやつ。

 

子供の頃食べたことあるって言う人

多いんじゃないでしょうか。

 

そんなノスタルジーに浸りながら

パクパク食べてたんですけど

 

ふと疑問に思ったことがあるんです。

 

それは何かと言うと

キャベツ太郎の「キャベツ」って、、、

 

「キャベツ入ってるのかな?」

 

気になりだしたら止まらないたちの私。

 

なので、すかさずパッケージの

裏面にある原材料名をチェック!

 

「どれどれ、コーン、植物油

ソース、さとう…あれ?

ない、キャベツが入ってない...」

 

てっきり、キャベツペーストとか

キャベツエキス。みたいなものが

入っているもんだとばかり思ってました。

 

「おかしい、キャベツはどこだ。」

 

そんなこと思っていると

原材料の欄の隣にこんな文言が

 

 

こんにちは。この度はキャベツ太郎

をお買い上げいただきありがとう。

わたし「キャベツ太郎」は上質なとう

もろこしを使用し、ソース、調味料を

混ぜ、口あたりの良いかるーいスナ

ック菓子です。

もりもり食べてもりもり勉強しよう。

通信簿に関係なくおいしいョ!!

 引用:『キャベツ太郎』株式会社やおきん

 

 

「よし、俺ももりもり食べて

勉強するか…」

 

ってキャベツどこじゃい!

 

 

そう、どこにも書いてないんです。

「原材料キャベツ」という文字が。

 

いかん、このままじゃ気になって

仕事が手につかなくなる。

 

そう考えて検索してみました。

 

そしたらすぐ見つかったんですね

 

キャベツ太郎のネーミングの由来

 

それは、、、

 

キャベツという名前は

青のりがついた小振りな丸い姿が

「芽キャベツに似ている」

 

からだそうです(諸説あり)

 

 

意外と普通でしたね。

 

そうか。でも似ているものを

文字って名前を付けるって

よくあることだったりしますよね。

 

ペットの子犬がコロコロしてるから

コロってつけたり

 

毛が白いから「シロ」って名づけたり

よくあることです。

 

 

でもちょっと気になったのが

何で人って新しいものに名前をつける

 

よく知っているものに例えるんだろう

 

ということです。

 

たぶん、たぶんですが

 

キャベツ太郎の名前の由来が

「芽キャベツ」説なのだとしたら

 

おそらくキャベツ太郎の

開発者たちは新しく開発された

このスナック菓子を表現する

名前が思いつかなかったのでは?

 

 

だから、なんかまるくて

コロコロしいて青のり掛かった

ソース味っぽい感じ

 

(以前からキャベツにソース

をかける人多かった)

 

なんか芽キャベツみたいだな

みたいな感じだから

「キャベツ太郎」って

呼ぶようになったのかも。

 

そう考えると、

 

これって、コピーライティング

でも同じですよね!

 

どういうことかと言いますと

 

ある話を思い出したんです。

それは

 

1973年にアメリカに進出した

『日清のカップヌードル』の話

 

 

当時のアメリカは「カップ麺」と言う

食べ物が存在しなくて

全く理解されなかったそうです。

 

当然、商品も全く売れず

取り扱ってくれる小売店も

なかなか現れない始末。

 

そんな中、日進の営業マンが

あることを変えたら

 

アメリカ人に受け入れられ

瞬く間に大ヒット商品となった

という話なんですけど。

 

では、その「あること」

とは何かというとそれは、

 

 

商品のネーミング(説明文)

 

 

を変えたということです。

 

どう変えたのかと言うと

 

「この商品は具の多いスープです」

 

という風に説明を変えたんです。

 

アメリカ人はスープはよく飲んでいて

馴染みがあったので、

 

スープ・カップヌードル

が受け入れられたということです。

 

こうすることで

 

「お湯を入れるだけで

熱々の麺が食べられる」

 

言うメリットが伝わった

ということになりますよね。

 

当時のアメリカ人的に言えば

 

お湯を入れるだけで熱々の

「具の多いスープが食べられる」

と言った感じでしょうか。

 

 

それで今回、何がいいたいのか?

というと(ここからが重要よ)

 

 

この話と、キャベツ太郎の名前の由来...

なんか似ていると思いませんか?

 

どういうことかと言うと

 

人は新しいものを理解するとき

既に知っているものと関連付ける

 

ということ。

 

 

これをちゃんと

理解していないから

 

・話が理解されない

・新商品の良さが伝わらない

 

 

といった問題が発生するわけです。

 

今回の日清カップヌードルの話が

よい例です。

 

 

だから、あなたがもし

 

商品やサービスの良さが

なかなか理解されない

と言った時は、

 

相手がすでに馴染みのあるものに

例えたり、関連付けて

 

ネーミングやキャッチコピーを

作り直してみると

 

良さが伝わる可能性が高いです。

反応が良くなるかもしれませんね。

 

 

○結論

人は未知なものに不安を感じる。

=受け入れない。理解しない。伝わらない。

 

人に何か新しいことを伝える時には

理解しているものと関連付けるべし。

 

 

是非試してみてください!

 

 

 

 

○追伸

 

未知のものを既知のものと繋げる。

このことを「類推」と言います。

 

英語で言うと「アナロジー」。

 

実は今回の記事もアナロジーを

使った手法で書いてます。

 

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興味深いという人はぜひ読者登録、

よろしくおねがいします。

 

 

では!