「イグルー」づくりに参加した子どもたちの一言 | 『ちょいソト』  たかがアウトドア、されど自然体験

『ちょいソト』  たかがアウトドア、されど自然体験

いきなり、どっぷりとアウトドアでなくても、普段の生活の中でちょっぴり外遊びする『“ちょい外”遊び』ができる仕組みづくりを展開中。身近な自然のこと、子どもキャンプから大人向け情報、行政の動向まで、気になる旬な話題やお薦め情報をお伝えしたいと思ってます。

「イグルー」づくりに参加した子どもたちの一言。

※イグルーとは
圧雪をブロック状に切り出し積み上げた丸いドームの家。
  イグルーの画像はこちら→ イグルーの画像

ある日のイグルーづくりのイベント会場で、大人たちと一緒に圧雪して切り出す作業をしていた子どもたちは、最初のうちは喜んで手伝ってましたが、そのうち飽きてしまいイグルーづくりはそっちのけで遊びだしてしまいました。それでも、完成したイグルーを見て、

「わぁ~、雪のおうちだぁ」

と言ってイグルーの中に入ってはしゃいでました。


一方、
ある雪深い里山では、同じイグルーづくりでも、こちらは1週間かけてイグルーをつくります。これは毎年毎回、キャンセル待ちの人気のキャンプです。

イグルーを作り始める前にグループに分かれて、どんなイグルーを作るのか、あーだこーだ、時には喧嘩をしながら十分に時間をかけて完成時の姿を検討します。最後には皆が満足する設計図が完成します。

そして、制作開始!

完成まで時間をかけて作り上げていきます。
そのほとんどを子どもたちだけで作りこんでいく、そして初めてのことなので、ゆっくりと形になっていきます。明けても暮れてもイグルーづくりに専念します。

制作を開始して3日後、ようやく完成しました。
こんなに長い時間をかけているのに、3日間ずっと飽きてしまう子どもは一人もいません。
みんな、一生懸命です。

ようやく完成したイグルーを見て、

「これは、ぼくたち/私たちの雪の秘密基地だ」

と言ってその夜からイグルーの中で過ごすことになります。


同じイグルーでも、かたや「雪のおうち」、もう一方では「雪の秘密基地」。
制作するプロセスが違うだけで、感じ方が大きく異なってきますね。

(や)