歌集の方、書き直しが終わりましたので、再掲します。

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第一歌集 東京遊泳

第一 


こちらは、20代の頃の歌を掲載しており、東京の景色と水の世界を重ね合わせた、明るくきらきらした心が弾むような歌が多いのが特徴です。



【目次】 

1.雨の国

2.オパールの風 

3.1/fゆらぎ 

4.真夏の樹氷 

5.時の小箱

6.ボルネオ・ダイビング 

7.東京遊泳 

8.閉ざせないなら

9.月光そよぐ 

10.万華鏡 



【掲載歌】 

・寄せ返す波はどこからバスタブに体を浮かべ人想うとき


・鉄橋を渡る列車がいざなわれ空へとそんな星の殖え方 


・ビルほのか緑の光りを放っていて水獣が眠る湖が地下に


・春爛漫こんなにひとり生まれ落ち桜吹雪のような銀河に 


・打ち寄せる波に段々さらわれて人は砂浜やがて忘れる


*)東京遊泳は、2005年にながらみ書房から出した同名歌集を改定したものです。




第二歌集 極東砂丘





こちらは、30代になってからの歌を掲載しており、東京の景色と砂漠の世界を重ね合わせた、落ち着いた歌が多いのが特徴です。


【目次】 
1.春の使い 
2.河口まで 
3.夏の旅人 
4.極東砂丘 
5.水路 
6.沈没船 
7.白月 
8.観音崎 
9.壁画となるまで 
10.モロッコ紀行 
11.風紋
12.春の海 


【掲載歌】 
・冬の夜は棺のように静まりてキャンドル灯すわれは守り人

・旅ゆけど何処にも着かぬわれであり道の終わりに夏雲が湧く

・いつからかあなたのことを思うとき通い始める水路があって

・サハラサハラお前は唄う人が見る夢なら砂よここにて眠れ


・会ったとき送ろうと思う歌があり貝の心ではぐくんでいる




5、6年、短歌が書けなくなった時期があったのですが、なんとか二冊まとめることが出来ました。


これからも自分のペースで続けていけたらと思います。