こんばんは!安海(やすみ)ですニコニコ

 

先日、友達と一緒に福岡市博物館で開催中の

『民藝 MINGEI 美は暮らしの中にある』に行ってきました!

 

この展覧会は日本などの日常品が民芸品として

評価される道を開いた民芸運動の歴史を

取り扱う展覧会で、

 

展示も焼き物から織物、家具に至るまで幅広く

見ごたえ抜群でした!

 

展示を見るだけでも数時間過ごせますが

解説の中に素敵なエピソードがあったので

ここで少しご紹介します。

 

「下手物」から「民芸」へ

 

今でこそ「民芸品」という言葉がありますが

この展覧会のテーマになっている民芸運動が

起こった20世紀初頭まで

 

普段の生活で使う茶碗や服は

美術品として扱われる「上手物」に対して

「下手物(げてもの)」と呼ばれていました。

 

おそらく当時は普段使う食器に対して

「こんなものに美しさなんてない」という

レッテルを貼っていたという事ですね。

 

柳宗悦さん達民芸運動のメンバーの方々は、

それらの品を「民芸(民衆の中の芸術)」として

評価する(レッテルを貼り替える)ことで

 

今まで存在しないと思われてきた美しさ

当時の人達だけでなく、今、民芸品を見ている

私たちに教えてくれています。

 

 

可能性を見出す大切さ

 

 

この民芸品のお話からは、

柳宗悦さん達の先見の明、可能性を見出す力、

そしてマイナスのレッテルを貼り替えることの

すごさや大切さが伝わってきますが、

 

この話からは、民芸品だけでなく

私たちの生活の中、そして私たち自身にも

美しさや可能性が秘められているかもしれない

と感じられるんです。

 

この展覧会を見ることができて、

私も色んな場でご縁をいただいた方の可能性を

見つけるお手伝いをしたいな、と

心を新たにする機会を得られました。

 

できることからやっていこうと思います歩く