THE GLENLIVET 12years
生産地;スコットランド(スペイサイド)
種類;シングルモルト
価格;3,000円台前半
スコットランドは長らくイングランドに支配をされていた。
当然スコットランドの人たちは反乱を起こしたのだが、イングランドは反乱の芽をつぶすため様々な抑圧をかけて行った。
その一つが、スコットランドの文化であるスコッチウィスキーの製造禁止である。
ところがスコットランドの人たちは谷の間の目立たぬところで密造を続けていた。
余りの密造の多さに、とうとうイングランド政府が音を上げて課税緩和策へ方向転換をはかったのが1823年。
そして政府公認蒸留所として第1号に認定されたのが、このグレンリベット蒸留所である。
ちなみにスコッチにグレン(GLEN)という名称が多いのは、グレンとは、ゲール語(ケルト語)で「谷」を意味する。
つまり密造酒時代の名残なのである。
前置きが長くなってしまったが、このスコッチはハイボールにすると味がマイルドになりすぎてしまい、この酒の良さをボイルドしてしまう。
青りんご系の酸味に、ドライ感が合わさり喉元を何の抵抗もなく通り過ぎるのだが、やはりこちらはストレートかロックで飲みたい。
点数:★★★★★★★(7点)
※あくまでもハイボールでの点数。