大阪市にある校正印刷会社で元従業員らが相次いで胆管がんを発症した問題で、発症が多発した大阪市と宮城県内の印刷会社は、いずれも作業場内の換気量が国の基準を満たしていなかった可能性があることが7日、厚生労働省への取材で分かった。


発がん性が指摘される化学物質の濃度が不十分な換気で著しく高まった恐れもあり、同省は劣悪な作業環境に問題があったとみて、さらに調査を進める。


また、発症に関する相談が新たに愛知県でも寄せられていたことが判明。


大阪、宮城以外では、東京でも発症事例が報告されており、被害がさらに広がる可能性がある。


厚労省は近く全国約500の印刷事業所の調査結果を発表する予定で、健康被害に関するホットラインも開設する。


同省などによると、大阪の印刷会社は作業場が地下1階にあり、校正印刷機を7台設置。


外気に開放する窓はなく、一部の有機溶剤を使用する場合に設置が義務づけられている「局所排気装置」も、最近まで設置されていなかったという。


同社では平成3年から15年の間に勤務していた12人が発症し、うち7人が死亡。


当時、屋内に充満した空気がダクトで吸い込まれて少量の外気と混ざった後、屋内に循環する設計になっており、密閉性の高い施設の構造や、汚染された空気の循環が被害拡大につながった可能性が高い。


一方、従業員2人が労災申請した宮城県の印刷会社でも、一定の湿度を保つため工場の窓を閉め切った状態で、従業員が防毒マスクをつけずに長時間洗浄作業をするなど、大阪の印刷会社の作業環境と共通する部分が多かったという。


今朝、こんな記事があったけど気をつけてほしい早く解決してほしいですね。


詳しくは、書けませんが自分が勤める会社は有機溶剤の使用法には問題無く自分が犯罪者になる事はありませんでした。(笑)


この問題は、いろいろ勉強しないといけないので大変ですよ。