今日で4月が終わり、ライオンズは19勝5敗と好調いや絶好調をキープしています。

 

インターネットでは「山賊だ」とか「下品すぎる」と言われるほどの猛打が注目されますが、いつまでもこの調子が続くわけはないとネガティブな感情が頭をもたげてしまうのはファンの悲しい性。

 

僕が不安になるのは投手陣。

前回のブログでは救援陣について書きましたが、どうしても投手陣を層を厚くするためにも二軍から一人でも多くの投手に上がってきて欲しいところ。

 

そういう事もあり二軍の試合も気になる訳ですが、試合の内容はもちろんの事、あることが気になっています。

 

それは例年に比べ、メットライフドームでの試合が多いのでは?という事。

4月の段階ですでに3試合を行っており、今後も7月21日と22日、8月12日と計6試合が予定されています。

ちなみに2015年以降、メットライフドーム(もしくは西武プリンスドーム)で行われた試合数は以下のとおり。

 

2015年:2試合

2016年:5試合

2017年:3試合

 

調べてみたら今年が極端に多い訳でないことが分かったのですが、4月26日の様に当初は第二球場で行われる予定だったのが、メットライフドームに変更となっており、今後も変更される可能性はあるのかなと思っています。

 

そもそもメットライフドームで二軍の試合を開催するメリットとしてあげられるのが、二軍の選手に一軍の選手が戦っている球場の雰囲気を体験させたいというのが今までの最たる理由でしょう。

しかし現在はこれにもう一つ、追加されます。

 

それはトラックマンによるデータの活用です。

 

2016年の6月に設置され、2017年の10月にはIT戦略室を新設されるなどデータ運用が本格化される事になり、打者だとボールをどの角度で打つのが最も効果的なのか、投手だとリリースポイントやボールの回転数など自分に合った投球フォームであり、どういった球種を投げるのが効果的か様々なデータを取ることでき、大いに参考となるのではと期待しています。

 

特にボールの回転数に関しては、吉井理人投手コーチの著書「コーチング論」に書いていることの受け売りになりますが、

 

 

「単純に回転数を上げればいいという話ではない。目指すべきは『非常識』な球だ」

として、常識的な(平均値に近い)ボール=打者が見慣れているボールであり、平均値から外れた特殊なボールを目指すことが投手として強みになる定義されています。

 

ストレート(4シーム)の回転数で言えば、和田毅や上沢直之、ライオンズだと武隈祥太や大石達也は平均値を上回る回転数だと言われており、逆に福山博之は回転数が少ないが故にナチュラルに沈む、増田達至は少しスライダー回転、俗にいう「真っスラ」の軌道になると言われており、それは正しく彼らの武器となっています。

 

この本ではご自身の反省として斎藤佑樹に対する指導法が取り上げられており、斎藤が入団した当初、ストレートを見た吉井コーチの感想は「速いけど、垂れる」というものでした。斎藤本人も伸び上がるようなストレートを理想としており、吉井コーチも賛同したものの中々結果が付いてこない。

その後、トラックマンの導入によって改めて確認したところ、ストレートの回転数がNPBにおける平均的なものだと判明。

つまり「速いけど回転数が少なく沈む」特殊なボールを投げていたのに、自ら平均値に近づく努力をしていたという訳です。

 

吉井コーチも当初は「垂れる<伸びる」ストレートこそがいいストレートだと考えており、今なら「垂れる」というマイナスな言葉ではなく「動く」や「沈む」といった表現にし、個性を潰さない様、指導を心がけているそうです。

 

 

それを読んで僕の頭に浮かんだのが二軍でもがいている、田村伊知郎、國場翼、松本直晃、玉村祐典といった投手。

彼らの投球を動画などで逐一チェックしてはいませんが、数少ない一軍での登板であったり、ジャイアンツと行う二軍戦の中継、ウインターリーグなどで見る限り、球速も含めストレートで圧倒出来るまでに至っておらず、僕としては何かが足りないんだろうなと漠然とした印象を持っています。

 

こういった投手に対し、トラックマンでデータを取っていれば、彼らの現在地が分かるし、その上でどちらに向かうのかという指導をしやすい。相内誠や南川忠亮のように2シームを中心とした「沈む」もしくは「動く」ボールを目指すのか、もしくは高回転の4シームを目指すのか。

 

とにかく彼らが今のままでは一軍には上がれない。どうやって相手打者から嫌がられる「非常識」なボールを投げる投手になれるのか、考えるべきだし、その為にもメットライフドームの予定が空いているのであれば、是非第二球場から変更して欲しい。

 

メットライフドームのイベントカレンダーを見ると

 

例えば7月29日は第二球場で予定されていますが、一軍はZOZOマリンスタジアムで試合が行われるため、一軍の試合は無い。

前日に行われる「夏S」という、ももいろクローバーZを中心としたアイドルイベントの撤収作業【※19時終演予定】次第では可能だろうし、9月4日、5日は予定が入っていない【※一軍は旭川に遠征】ので十二分に可能。

 

それ以前に7月21日、22日は11時から二軍、18時から一軍と相手も共にイーグルスと完全なる「親子ゲーム」が予定されており、やろうと思えば(相手チームは被らない)親子ゲームも可能と言えば可能です。

 

第二球場にもトラックマンを設置するならともかく、現状はまだ取り付けていないんだったら、有効活用して一人でも多くの選手を一軍へ送り込めるよう、球団総出でバックアップして今シーズンもそうだし、今後もFAやポスティングシステムの利用など選手が移籍する可能性がありますので、選手を育成するサイクルを早くし「常勝チーム」への足掛かりを作ってもらいたいと思います。

 

では(。・ω・)ノ゙